「ごはんください」と現れた猫は白血病…でも4年間も健康なので再検査してみると→「大変な猫です!!」
マリオくん(4歳・オス)は、2019年6月19日、九州在住のHさん宅の駐車場に突然現れた。数日間食べていないようで、お腹を空かせていた。ごはんをあげたら、毎朝毎晩おねだりするようになったという。
「マリオはとにかくお腹が空いていたようで、ガツガツとキャットフードを食べました」
Hさんは、マリオくんをみた時、「もしかしたら迷子かもしれない」と思った。
「首に紐をつけていたような跡がありました。でも、人をシャーと威嚇するので、あまり可愛がられていなかったのかなと思いました。これは憶測ですが、ここで捨てられたのでしょう」
飼い猫だと困るので、Hさんはチラシを作って配布し、警察や保健センターなどに連絡をした。しかし、結局誰からも申し出はなく、Hさんが保護した。
■白血病が陽性から陰性に
マリオくんという名前は、見るからにスーパーマリオだったからマリオにしたそうだ。
動物病院で検査してもらうと白血病だった。先住猫の福助くんとは、お互い興味はあるようだったが、完全に隔離して育てた。
「4年後、あまりにも健康そのものなので、もしかしてと思い再検査してもらいました。すると、陽性だったのに陰性になっていたんです。大変な猫です」
白血病ではないことが分かったので福助くんと対面させると、嬉しそうに走り回り、夜は運動会を開催するようになった。2匹とも優しい性格なのも良かった。マリオくんは寝ることが大好き。いつも大きな音で喉を鳴らしているのだが、その姿を見るだけで癒されるという。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)