あおり運転、高齢者との事故が怖い… ますます増えるドライブレコーダー 搭載率が半数を超す

車に対しての衝撃を感知して、その前後の映像や音声を記録するドライブレコーダーを搭載する車が増えています。そこで、自家用車を所有し月に1回以上車を運転する全国の18~59歳の男女1000人(各年代125人ずつ)に調査をしたところ、ドライブレコーダーの搭載率は、2013年の調査開始以来、初めて半数を超えたことが分かりました。

ソニー損害保険株式会社(東京都大田区)が、2023年6月に「2023年 全国カーライフ実態調査」と題してインターネットで実施した調査です。

まず、「車を運転していて最近恐怖を感じること(体験したことに限らず、ニュースなどで知ったことを含む)」を複数回答で答えてもらったところ、「あおり運転による事故」(51.9%)が最も多く、次いで「高齢者・高齢運転者との事故」(47.8%)、「スマホ・携帯電話のながら運転による事故」(36.3%)、「ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故」(35.5%)、「逆走車との事故」(30.9%)と続きました。

次に、「安全運転を支援する機能や装置の搭載状況」について調査をしたところ、「ドライブレコーダー(車両の走行状態や事故状況を録画する装置)」(52.5%)、「車線逸脱防止支援システム(車両のふらつきや車線からのはみだしをお知らせする機能)」(40.4%)、「自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」(35.0%)、「定速走行・車間距離制御装置/ACC(アダプティブクルーズコントロール)」(28.2%)、「死角検知機能(自車の斜め後方など、死角に車がいたらお知らせする機能)」(21.2%)、「歩行者用エアバッグ(歩行者と衝突時に作動する歩行者用の衝撃緩和装置)」(11.8%)という結果になりました。

さらに、「ドライブレコーダー」の搭載率を2022年調査と比較すると、3.2ptの上昇(2022年49.3%、2023年52.5%)となり、2013年の調査開始以来、初めて半数を超えました。

また、自身が運転する車に「ドライブレコーダーを付けている」と答えた525人に対して、「ドライブレコーダーを選ぶ際に重視した点」を複数回答可で教えてもらったところ、「価格」(52.2%)が最多となったほか、「画質が良い」(34.5%)、「全方位の映像を記録できる」「前後の映像を記録できる」(いずれも23.6%)、「見た目・デザイン」(18.7%)などが上位に挙げられました。

ちなみに、「主に運転している車に付いているドライブレコーダーの価格」については、「1万円~2万円未満」(16.0%)や「2万円~3万円未満」(14.1%)などに回答が集まり、平均(「覚えていない・わからない」と回答した人を除く)は「2万3677円」でした。

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【出典】

▽ソニー損保の自動車保険

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