民家の庭先にひょっこり現れた猫をお迎え テレビに猫が映ったら体当たり!にぎやかな猫との生活に感謝

■先代猫のキジミケが引き寄せた縁

ここちゃん(10歳・メス)は、民家の庭先にひょっこり現れた。人を見ても動じることなく、ごはんをやると家で食べていたという。そこは保護活動をしている人の家だったので、何匹か先住猫がいて、折り合いがつかず譲渡会に参加することになった。

福島県在住のYさんは、先住猫の華ちゃんを飼っていたので、華ちゃんの遊び相手を探していた。

「華ちゃんが生後2、3カ月くらいだったので最初は子猫を迎えるつもりでした。2021年7月に保健所の譲渡会に参加すると、子猫は写真だけで大人の猫がいました。『そうか、大人の猫から助けなければ』と思ったのですが、華ちゃんとの相性が心配でした。そんなことを考えながら会場をぐるぐる巡っていた時、先住猫がキジミケだったこともありここが目にとまりました。2歳くらいでした」

Yさんと同じくここちゃんを気に入っていた家族がいたが、そこのおばあちゃんは一緒に散歩したり車でお出かけしたりできる子を探していた。保護活動をしている人たちが「室内飼いで」と説明していたが、イマイチ納得しておらず。「お外に出すなんて危ない!」と、Yさんが先に立候補して譲渡してもらうことになった。

■テレビに体当たり?

ここちゃんは、初めて家に来た日は実に堂々としていた。動じることなくこたつに入り、ごはんを食べて寝た。

「ここが華にシャーすることはなかったのですが、華が小さい体でシャーシャー言いまくってました(笑)」

「ここはとにかく面倒見が良く、頭も良いです。テレビに子猫が映っていると飛んでくるし、テレビに体当して倒したこともあります(笑)。NHKの『ねこねこ55』が大好きで、オープニング曲が流れるとすぐ反応して飛んできます」

Yさんは「猫と暮らしてから毎日特別だし、日々我が子に感謝しています」と話す。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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