「スマホ疲れを感じている」9割超 「夜になると目の奥が重く痛くなる」「頭の奥がズキンズキンする」

多くの人が「手放せない」「便利」と感じているスマホ。しかしスマホを使いすぎることで、身体や心が疲れてしまう人もいるのではないでしょうか。全国の10~60代以上の男女500人(女性330人/男性170人)に調査をしたところ、9割以上の人が「スマホ疲れを感じている」ことが分かりました。また、スマホ疲れの症状は「目の疲れ・痛み」が最も多くなりました。

株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が運営するメディア『Biz Hits』が、2023年6月にインターネットで実施した調査です。

まず、「スマホの平均使用時間」を聞いたところ、「~4時間」(22.8%)、「~5時間」(21.0%)などに回答が集まり、平均は「4.3時間」となりました。一方で「7時間超」(9.2%)の人も1割弱見られました。

さらに、「スマホの使用目的」を複数回答で教えてもらったところ、ダントツの1位は「SNS閲覧・投稿」(275人)でした。次いで、2位「ニュースチェック」(197人)、3位「動画コンテンツの視聴」(182人)、4位「ゲームで遊ぶ」(158人)などが挙げられました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:SNS閲覧・投稿】

▽インスタのストーリー閲覧(24歳女性)

▽Twitter(現X)への書き込みと閲覧(46歳男性)

【2位:ニュースチェック】

▽ニュースサイトの閲覧(37歳女性)

▽ニュースや天気予報のチェック(48歳男性)

【3位:動画コンテンツの視聴】

▽動画視聴、サブスク視聴(24歳女性)

▽YouTube閲覧(44歳男性)

【4位:ゲームで遊ぶ】

▽アプリゲーム(25歳女性)

▽多くのゲームをする(33歳男性)

   ◇  ◇

次に、「スマホ疲れ」について聞いたところ、91.6%の人が「スマホ疲れを感じている」(やや感じる:56.4%・とても感じる:35.2%)と回答。

そこで、「スマホ疲れを感じる」と答えた458人と「スマホ疲れは感じていない」と答えた42人の「スマホ使用時間」を比較したところ、「疲れを感じている」人の平均は「4.4時間」、「感じていない」人の平均は「3.1時間」となり、1時間以上の差があることが分かりました。

特に「~1時間」の割合では「疲れを感じていない」人が26.3%だったのに対して、「疲れを感じている」人ではわずか3.9%と大きな差が見られました。

では、具体的な「スマホ疲れの症状」はどのようなものがあるのでしょうか。調査の結果、1位は「目の疲れ・痛み」(265人)でした。以下、2位「頭痛・頭の重さ」(127人)、3位「肩こり・肩の痛み」(105人)、4位「視力低下・見えづらさ」(92人)と続き、スマホが目や肩、首などに負担をかけていることがうかがえる結果となりました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位:目の疲れ・痛み】

▽目が疲れる(30歳女性)

▽夜になると目の奥が重く痛くなる(46歳男性)

【2位:頭痛・頭の重さ】

▽頭の奥の方がズキンズキンする(48歳男性)

▽調べ物をしていると何時間も続けて没頭してしまうときがあり、頭が重くなる(31歳女性)

【3位:肩こり・肩の痛み】

▽肩が重く感じる(27歳男性)

▽肩こりが急にひどくなる(34歳女性)

【4位:視力低下・見えづらさ】

▽視力が悪くなった(26歳女性)

▽コンタクトをしているけど、午後になると目が霞んでくる(34歳男性)

   ◇  ◇

【出典】

▽株式会社ビズヒッツ

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