子供にライフジャケット→「着せたから安心」ではありません! 市民プールでの「実験」で判明した意外な危険性とは

お盆休みも終わりましたが、まだまだ夏真っ盛り。お子さんを連れて海や川、プールに行く人も多いでしょう。今年も水難事故が後を断ちませんが、気をつけたいことが一つ。お子さんのライフジャケットは「着せたから安心」というわけでもないようです。

しーちゃん 1y9mさん(@shichandwe)のツイートが話題です。

「この前ね、試しに市民プールにライフジャケットをつけて行って浮く練習をしたの(事前に電話で確認済み&3組しかいなかった)。 結果、親の支えがあって真っ直ぐな姿勢だったら浮くけど、少しでも傾くとライフジャケットがあるからこそ簡単にクルンっとうつ伏せになりそうになった。」

「私の足が着いていたらなんとかなったけど、私も浮いている状態だと息子の姿勢を支えるのが困難で、うつ伏せ姿勢から戻すのも難しそうだった…。ライフジャケットがあっても絶対に助かるわけじゃないと実感。夫と相談して、海や川にガッツリ入ることは我が家はしないことにした。過保護かもだけど…」

リプ欄には、

「私も1歳の娘にライフジャケット着せてプールに入ったら転覆しました。すごく危ないと感じました。ある程度年齢行くまで、使用しない方がいいと思いました…」

「大人でもライフジャケット装着しバナナボートに乗って遊んでたけど落ちてしまいました。ライフジャケットのおかげで沈むことは無かったけど、顔が水面に押し付けられ死ぬかと思いました。落ちたのに気づいてくれてボートに引き上げてくれたから今があります。めちゃ怖かったです」

「キッズスイミングスクールのインストラクターです。ライフジャケット、浮き輪。この2つは特に未就学児や低学年は引っ繰り返ると自力で顔を上げることができません。ライフジャケットの紐部分にカラビナを付けて、リードのように紐を保護者と繋いでおく。オススメです」

など、たくさんの反響がありました。

しーちゃん 1y9mさんにお話を聞きました。

ーー夏休みは水遊びを計画されていたのですか。

「子どもは、1歳9カ月です。この夏、既にプールデビューはしました。うまくいけば、海の波打ち際で簡単な水遊びをする予定でしたが、今回のことを受け、海にはもう少し大きくなってから入れようと思いました」

ーープールは練習にはぴったりですね。

「はい、練習をした方が良いと思います。ライフジャケットさえつければプカプカと浮けるものだと思っていましたが、浮くのにもコツがいりました。ライフジャケットを過信せず、水の中での扱い方を練習するべきだと思います」

ーー顔が浸かってしまって慌てたでしょう。

「子どもは顔を上げようとしていましたが、ライフジャケットの浮力の方が息子の力より強く、太刀打ちできずうつ伏せのままもがいていました。2秒ほどで慌てて助けましたが、だいぶ水を飲んでしまったようです」

ーー夏はどうなさいますか。

「この夏は水遊びではなく、虫取り遊びをしようと思っています」

◇  ◇

今年も何人もの人が水難事故で命を落としています。特に小さなお子さんの場合は、ライフジャケットを着けていても、大人が近くで見守ってあげる方がいいでしょうね。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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