花火の不発玉が、走行中の車に落下「すごい音した」→見つけたらどう行動すればいい?「こんなことあるのか」「怖すぎる」
SNSユーザー「だんぼ」さん(@ORCA_DANBO)が投稿した動画と写真が注目を集めています。「なんかすごい音したと思ったら乗ってた車に打上花火の不発弾?刺さってた」。なんと走行中の車に、近隣で開催中だった花火イベントの不発玉が落ちてきたのです。
だんぼさんはまいどなニュースの取材に対し、「信号待ちで停止する直前、速度が落ちている状態のときにすごい音がしました」。車に同乗していただんぼさんの母親は「火薬が入ったものなので消防が適切」と判断し、消防に通報。駆けつけた消防の担当者が不発玉を回収しました。
だんぼさんは被害状況を「(不発の玉が落ちていたのは)フロントガラスとボンネットの間の隙間です。花火の玉がめり込んだ部分のメッシュ状のパーツが陥没しました」と説明し、「今回のような異常時は、まず一度冷静になること、独断で対処しないことが大切であることがわかりました」と振り返りました。
SNSでは「こんなことあるのか」「怖すぎる」「即消防に通報してるの偉い」「お怪我がなくてよかった」などの声が上がっています。
■不発玉見つけたら、どうすれば?
もし、打ち上げ花火の不発玉を見つけたら、どうすればいいのでしょうか。
日本煙火協会は公式サイトの中で「花火大会終了後、不発玉を見つけたら決していたずらせずに、警察署・消防署などに必ず連絡しましょう」としています。
また、全国の自治体では、花火大会の主催者などに向け、不発玉に関するマニュアルを作成しています。
例えば、東京都では、未着火や不発玉による危険の発生を回避するためとして、「煙火の打揚終了後、安全な防護策等を講じた上で、速やかに未着火煙火及び黒玉の確認検査並びに黒玉の回収を」と促しています。
新潟市では「消費後直ちに打揚現場付近の安全を確認のうえ不発煙火の回収に努める。また、夜間であって不発煙火をその日のうちに回収することが困難な場合には、翌朝早く一般の人が来ないうちに回収作業を行う」「不発煙火が発生した場合は、その処理状況について速やかに消防署等へ連絡する」などと定めています。
今回のだんぼさんのケースでは、不発玉を回収した消防署がイベント主催者へ連絡。主催者はホームページに謝罪文を掲載し、「現在関係各所と原因などの調査を行っており、原因が判明次第、再発防止に取り組んでまいります」としています。
(まいどなニュース・金井 かおる)