マニキュアをキレイに塗るには? 元ネイル講師がコツを伝授、ベースケアから塗り方まで聞いた
長期連休があったり、サンダルを履く機会が多く、自宅でセルフネイルを楽しむ人も多いこの季節。しかし、普段塗る機会が少ないとなかなか慣れず、ムラやヨレが気になり結局断念…という経験がある人もいるのでは。
どうすれば上手くマニキュアを塗ることができるのでしょうか。ネイリスト200名以上を育成してきた元ネイル講師で、インスタグラムでネイルテクニックを数多く投稿しているじゅんさん(@selfnail_jun)に、マニキュアをキレイに塗る基本とコツを教えてもらいました。
■土台も大切!ベースケアの方法
まずはマニキュアを塗る前の土台作りから。「セルフでのネイルケアは、厚手のウエットティッシュやお尻拭きなどを使って、簡単にケアしてあげるのがおすすめです」とじゅんさん。
さらに、「ケア用のニッパーなどを使うのはセルフでは結構難しくて、皮膚を痛めてしまうこともよくあるんですよね。甘皮周りをお湯でふやかしてから、プッシャーやコットンスティックなどで軽く開いてあげて、ウエットティッシュなどでくるくるとケアしてみてください。これだけでもかなり綺麗になってマニキュアが塗りやすくなりますよ」とアドバイスします。
そして、「塗るときはまずリラックス」とも語ります。キレイに塗ろうとするあまり力が入るとハケのあとがスジになり、色ムラに繋がるそう。「好きな音楽を聴きながら塗ったり、なるべくリラックスして塗れるような環境」を勧めています。
■ワンカラー塗りの3つのコツ
じゅんさんの投稿では、初心者にやさしいワンカラーの塗り方も伝授しており、キレイに塗るうえで押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
1:ベースコートはサラサラなものを使う
サラッとしたベースコートを薄く均一に塗ることで、マニキュアがムラになりにくく、早く乾くことに繋がります。
2:マニキュアを塗る時はハケの片面は液を落とす
フタを開けてそのまま塗るのではなく、ボトルのふちで片面をしごいて液を落とします。液がどっぷりつかずにハケが平らになることで、爪のラインにきれいに沿い、はみ出す心配が少ないというメリットがあるそう。
3:ハケに力を入れすぎない
色ムラを避けるため、ハケがしならないように爪とほぼ平行になるように塗る。
「ふんわり爪の上にハケを置くくらいのイメージ。そのまま爪に対してハケを立てず寝かせたまま引っ張ってくればOKです」(じゅんさん)。
塗っている最中にはみだしたときは、コットンとウッドスティックを使って拭き取ればOK。コットンを割き、ウッドスティックをその上でくるくると転がして繊維を絡め取り、除光液を染み込ませて拭けば完了です。
なお、ベースコートやマニキュアはもちろん、ウッドスティックやコットンスティック、コットンなどはいずれも100円ショップで手に入るものが多いので、揃えておくと便利かもしれません。
■マニキュアを剥げにくくするには?
じゅんさんによると、「ダイソーのネイルドライヤーを工程ごとに少しだけあてて乾かしています」。少し手間は増えるものの、完全に乾くまでの時間がかなり短縮できるそうで、「寝てたら布団の跡がつちゃったみたいなことがなくなります(笑)」。
さらに、「塗る前に爪の油分を取る」「ベースコートを省かない」「マニキュアを爪の先端、ふちの部分までしっかり塗る」ことを意識するのが重要だといいます。
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最後に、マニキュアが上手く塗れない、初心者の方へのアドバイスを尋ねたところ、「まずは楽しむことですね」とじゅんさん。
続けて、「最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、楽しみながらやっていると段々と上達していきますし、デザインやカラーの組み合わせを考えるのも楽しくなってくると思います。もしやってみてうまくいかなかったり疑問があれば、いつでも私のInstagramにDMいただければと思います」と語りました。
(まいどなニュース・門倉 早希)