左党は感動!抱いたら安眠間違いなし? 人気焼酎そっくりの「一升瓶抱き枕」がクレーンゲームの景品に

本物の焼酎そっくりの「一升瓶抱き枕」が7月下旬、クレーンゲームの景品として登場し、焼酎好きの間で注目を浴びている。企画したのは、鹿児島、宮崎を中心にゲームセンターなどのアミューズメント施設運営を行っている大見商事株式会社(本社・鹿児島市)。屋久島で製造されている人気焼酎の「三岳」(三岳酒造)、「愛子」(寺田商店)の2社に協力を依頼して実現した。

「一升瓶抱き枕」の大きさは高さ55センチ、幅と奥行きは16.5センチ。一升瓶を模したもので、実際は二升半のサイズとほぼ同じ。二升は「升升(ますます)」、半升は「繁盛」とも読め、「ますます繁盛」の意味も込めているという。見た目は細かいところまでリアルに再現されており、外装の白袋までついていて、本物の焼酎そっくり。なめらかでフェルトのような触り心地だ。

「ここ最近、焼酎離れが進んでいることや、サツマイモ基腐病が流行しサツマイモの収穫量が減っていることなどもあり、南九州の焼酎業界をもっと盛り上げていきたいと思い、三岳酒造さん、寺田商店さんの2社に協力を依頼して、人気焼酎である『三岳』、『愛子』の2種類の抱き枕を企画しました」と同社担当者は話す。

現在は鹿児島、宮崎にある大見商事系列のゲームセンターに、クレーンゲームの景品として置かれている。8月中旬、「きりしま国分山形屋」(鹿児島県霧島市)4階に7月28日、オープンしたゲームコーナーを訪れると、この半月ほどで、すでに16個の一升瓶抱き枕がお客さんにゲットされていた。

「一升瓶抱き枕は先が細く、重心が下の方にあるので、どこでアームを下ろすかがポイントです。5、6回ですぐとれる人もいれば、3千円つぎこんでもゲットできない人もいます。なかなか難しいですよ。おじさん世代から若い女性まで、焼酎が好きな人には大人気です」と同売場担当の浅井小百合さんは話す。

「こんなのあったんだ、ほしい!」「抱き心地がよく、安眠できそう」といった声が寄せられているそうだ。9月下旬からは順次、全国のゲームセンターに導入を拡げる予定という。

(まいどなニュース特約・西松 宏)

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