社会人400人に聞いた『普段よく見るニュース』 2位「ワールドビジネスサテライト」を抑えてダントツだったのは?
同僚との会話や取引先での話題作りなど、仕事の場で何かと役立つニュース。社会人のみなさんは、普段どんなニュースを見ているのでしょうか。全国の20代~50代の社会人400人に調査をしたところ、ダントツで多かったのは「Yahoo!ニュース」でした。
「みんなの転職『体験談』。」を運営する株式会社スタジオテイル(東京都新宿区)が、 「普段どのくらい、何のニュースを見ているか」というテーマのもと、2023年7月~8月に実施した調査で、回答者の内訳は20代:44人、30代:144人、40代:136人、50代:80人となっています。
最初に、「1日にニュースをどのくらいの時間見ますか」と質問したところ、最も多かった回答は「21分~30分」(24%)でした。次いで「11分~20分」(16%)、「5分~10分」(14%)と続き、30分以内が全体の59%となり、約6割の人は毎日ニュースを見る時間を30分以内に収めていることが分かりました。
これを男女別にみると、30分以内の割合が男性は全体の54%、女性は全体の65%となりました。
また、年代別にみると、20代・40代では「21分~30分」、30代では「11分~20分」、50代では「21分~30分」・「51分~1時間」がそれぞれ最も多い回答となりました。
次に、「とくにどのメディアでニュースを見ますか」と聞いたところ、最も多かったのは「テレビ」(68%)でした。次いで多かったのが「WEBサイト」(63%)となり、以下、「SNS」(40%)、「ニュースアプリ」(34%)と続きました。一方、「新聞」は14%、「雑誌」は1%に留まり、紙媒体でニュースを見る人は少ない傾向が見て取れました。
年代別のメディア比率をみると、「テレビ」の割合がすべての年代で6割を超えたほか、「Webサイト」は40代・50代でいずれも6割を超える結果に。また、20代は6割以上が「SNS」でニュースを見ていると回答し、20代・30代で「新聞」を見ている人の割合はいずれも10%を下回りました。
続いて、「普段よく見るニュース」を答えてもらったところ、ダントツで多かったのは「Yahoo!ニュース」で、全体の25%にのぼりました。調査を行った同社は、「ジャンルを問わず最新ニュースがまとまっていることに加え、Webサイト・アプリの両方に対応している点が多くのユーザーに支持されているようです」と述べています。
次いでテレビ東京の経済報道番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」が10%を占め、仕事で役立てるために視聴している人が多いことがうかがえたといいます。このほか、3位に「SmartNews」(9%)、4位に「LINEニュース」・「報道ステーション」・「日経新聞」(同8%)がランクインしました。
年代別の特徴をみると、30代~50代は「Yahoo!ニュース」が1位だったのに対し、20代は「LINEニュース」が1位となりました。また、20代は2位「めざましテレビ」、3位「ZIP!」といった朝のニュース番組をよく見ているのに対し、50代は2位「ワールドビジネスサテライト」、3位「報道ステーション」といった夜のニュース番組をよく見るという違いが見られました。
さらに、「ニュースが仕事で役立っている」と答えた人の割合は、全体の74%にのぼりました。年代別にみると、30代以降は7割以上の人が「ニュースは仕事に役立っている」と感じているのに対して、20代では66%と7割を切っていることから、他の世代と比べてややニュースへの関心が低いことがうかがえました。
最後に、「ニュースがどのような点で役立っているか」を複数回答で答えてもらったところ、「仕事上のコミュニケーション」(54%)が全体の半数以上をしめたほか、「業界動向・トレンドの把握」(32%)、「社会・世の中をより深く知るため」(18%)、「業務の効率化などに繋がるため」(15%)、「事業の戦略立案・企画立て」(10%)などが上位に挙がりました。
「仕事上のコミュニケーション」に役立っていると答えた人からは、「会話の糸口としての利用や、お客様に話題も振りやすいため、寄り添った営業が出来る」(20代男性)、「世間話などの雑談も良くするので、今のニュースを知っておくことで話題に困らずに済みます」(50代女性)といったコメントが寄せられました。