国内500万社「平均年収が高い企業」ランキング…2位は世界44カ国・200拠点で事業を展開する「キーエンス」の2182万円
日本全国500万社以上の企業情報を網羅した日本最大級の営業データベース『SalesNow DB』を運営する株式会社QuickWork(東京都渋谷区)は、2022年6月~2023年6月の期間に同データベースにおいて、「全業界における平均年収ランキングTOP10」を抽出し、発表しました。その結果、平均年収が最も高かった企業は「M&Aキャピタルパートナーズ」(3161万円)でした。
「全業界における平均年収ランキング」の1位は、日本の中堅・中小企業を対象とした独立系M&Aアドバイザリー・仲介会社である「M&Aキャピタルパートナーズ」(3161万円)でした。同社は、着手金無料、専門コンサルタントによる専任担当制を掲げており、より多くの企業がM&Aをひとつの選択肢として検討できる体制を整えていることが特徴。また、子会社には、日本のM&A業界の草分け的存在である株式会社レコフと株式会社レコフデータ、企業再生を得意とするみらいエフピー株式会社があり、グループシナジーを効かせた様々な案件を取り扱っています。
続く2位は、大阪府大阪市に本社を置き、自動制御機器(PLCと周辺機器)、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発および製造販売を行っている「キーエンス」(2182万円)です。同社の海外売り上げ比率は50%を超えており、世界44カ国・200拠点で事業を展開しています。2021年の国内企業の時価総額ランキングでは、トヨタ、ソニーグループに次いで国内3位になるなど日本を代表する優良企業としてマスコミでも登場することが多いことでも知られています。
3位には、神奈川県横浜市港北区に本社を置く日本の持株会社である「マクニカ・富士エレホールディングス」(1873万円)がランクイン。2015年4月1日、半導体商社のマクニカと富士エレクトロニクスの共同株式移転により設立された企業で、2023年3月期の売上高は1兆292億円を誇り、半導体商社として国内最大手です。
4位は、東京都心にある不動産の保有賃貸業・投資開発事業を柱とする不動産会社の「ヒューリック」(1803万円)です。旧富士銀行の店舗、社宅等の不動産を多く保有しており、みずほフィナンシャルグループとの関係が強いことが特徴。1957年3月に、富士銀行(現:みずほ銀行)が所有する不動産を母体に、日本橋興業として設立されました。
5位は、大阪府大阪市に本社を置く不動産会社の「地主」(1694万円)です。独自の不動産投資手法「JINUSHIビジネス」を基本戦略に、事業用定期借地権を用いた不動産金融商品の開発を行っています。社員の平均年収だけではなく、新卒社員の初任給が高いことでも知られています。
以下、6位「光通信」(1682万円)、7位「ショーボンドホールディングス」(1605万円)、8位「伊藤忠商事」(1579万円)、9位「三菱商事」(1558万円)、10位「三井物産」(1549万円)と続きました。