【閲覧注意】これぞ弱肉強食 ヘビが鳥を丸のみしている決定的瞬間をおさめた写真が話題に
蛇が鳥を捕食する決定的瞬間をおさめた写真がSNS上で大きな注目を集めている。
「すごいものを見てしまった…鳥を捕食中のアオダイショウ。
どなたか鳥の同定できるでしょうか。
犬散歩してると色々な事に出会うなあ。」
と件の写真を紹介したのは海洋生物イラストレーターでライトアニマル代表の河合晴義さん(@yumegondou)。
自分の体より大きいであろう鳥を大口あけて丸のみにしている蛇。グロテスクではあるが、自然界の弱肉強食の原理をあらためてつきつけられるこの貴重な一枚に、SNSユーザー達からは
「すごいものを見させていただきました 蛇ってほんとに丸呑みできるんですね」
「食べられている鳥はガビチョウだと思います 特に幼鳥は動きが遅く、地表付近に多いので狙われやすいのだと思います」
「夜とはいえこんな道路でこの光景はレアですね。しかし食事してる時無防備だからトンビなどの猛禽類タイプの鳥が来たら逆に捕食されるんだろうな。」
など数々の驚きの声や情報提供が寄せられている。
■投稿者に聞いた
河合さんに話を聞いた。
ーーこの写真はどちらで撮影したのでしょうか?
河合:私は多摩丘陵に面する郊外の住宅地に住んでいます。丘陵を構成してる裏山を犬と散歩している時にこの場面に遭遇し、撮影しました。
ーー付近でこのような光景に出会うことは珍しいのでしょうか?目撃した際の感想をあらためて。
河合:比較的開けた街に住んでいるのですが、山が近いためかキジやタヌキやアナグマやアオバズク等が自宅のすぐそばまでやってきます。ヘビも身近な生き物ですが、さすがに今回の様な場面に遭遇したのは初めてでした。
夏は日が暮れて気温が下がってから犬を散歩に連れて行きます。裏山の暗い道を歩いてると道の真ん中に木の枝らしきものが見えて跨いだのですが、形が不自然に感じて気になり明かりをつけました。するとヘビが鳥を飲み込んでいる真っ最中でした。大変驚きました。
最初は鳥に見えず、木の枝をヘビが咥えさせられているように見えて、悪質ないたずらではと一瞬思いました。しかしよく見ると脚が見えて、これは食事中なのだと。鳥には気の毒ですが、貴重な自然の営みを見られて感動しました。食事の邪魔をしたくなかったので、写真を数枚と動画を撮らせてもらった後すぐその場を離れました。
ーー投稿が反響を呼びました。
河合:初めてポスト(ツイート)がバズる経験をさせてもらいました。ありがたいです。詳しい方に鳥は若いガビチョウらしい事、ヘビはアオダイショウではなくシマヘビの様だとコメントをいただきました。勉強になりました。
◇ ◇
都市空間の中でも、場所によってはこのような光景に出会えるということにあらためて驚かされる。
今回の話題を提供してくれた河合さんはデジタル動物展示システム「ライトアニマル」を発案・開発している。多様な動物展示が可能で、省資源かつ展示によって動物を傷つけない新しい生き物教育として注目されており、現在は札幌にオープンした水族館「AOAO SAPPORO」で最新作を展示中でとのこと。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)