半数以上の学生「普段の生活でSDGsを意識」…SDGsに取り組む企業の印象は?

20代は他の世代よりも、脱プラスチックや食品ロス削減などサステナブル商品への関心が高く、企業はこれからの消費活動をけん引する世代を意識した商品開発やコミュニケーションを積極的に展開しています。2025年卒の学生に、「SDGs」や「SDGs」に取り組む企業に対して、どのように捉えているのかアンケート調査を実施しました。

株式会社学情が、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生551名を対象に実施した調査結果から、半数以上の学生が、普段の生活の中でSDGsを意識していることが分かりました。また、9割に迫る学生が「SDGsに取り組む企業は好感が持てる」と回答しました。SDGsの17のテーマで、企業が取り組んでいると好感が持てるものは、「住み続けられるまちづくりを」が最多。次いで、「ジェンダーの平等を実現しよう」、「すべての人に健康と福祉を」が続きました。

■「普段の生活の中で、SDGsについて意識することがある」と回答した学生が半数超

普段の生活で、SDGsについて意識することがあると回答した学生が53.2%に上りました。半数以上の学生が、普段の生活の中でSDGsについて意識していることが分かります。「環境に配慮した製品を購入するようにしている」「フードロス削減の取り組みに参加している」「規格外の野菜や賞味期限が近い商品を積極的に買っている」「環境問題も、1人ひとりの取り組みの積み重ねだと思う。エコバックやマイボトルを携帯する、食料品を買い過ぎないなど、自分にできることに取り組んでいる」といった声が寄せられました。

■SDGsに取り組む企業は「好感が持てる」と回答した学生が9割に迫る

SDGsに取り組む企業について、「好感が持てる」と回答した生が50.1%に上りました。「どちらかと言えば好感が持てる」37.6%を合わせると、9割に迫る学生が「SDGsに取り組む企業は好感が持てる」としています。

■SDGsの17のテーマで、企業が取り組んでいると好感が持てるものは「住み続けられるまちづくりを」が最多

SDGsの17のテーマで、企業が取り組んでいると好感が持てるものは、「住み続けられるまちづくりを」が43.4%で最多。次いで、「ジェンダーの平等を実現しよう」42.6%、「すべての人に健康と福祉を」40.8%が続きました。「住む場所や健康が全ての基礎になると思う」「環境問題や食糧問題など、全ての問題が住む場所や健康に関する課題につながっていると思う」「ジェンダーの平等は、日本がより注力して取り組むべき課題だと感じている」などの声が寄せられました。

<調査概要>

・調査期間:2023年5月15日~2023年5月30日

・調査機関:株式会社学情

・調査対象:「あさがくナビ2025(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者

・有効回答数:551件

・調査方法:Web上でのアンケート調査

※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。

  ◇  ◇

今回の調査結果から、普段の生活の中でSDGsを意識している学生が半数以上、SDGsに取り組む企業に好感が持てると回答した学生が9割に迫ることが分かりました。企業がどのような社会課題に貢献しようとしているかは、企業のあり方や、パーパス・ビジョンを反映していると言えます。SDGsへの貢献を糸口に企業のことを知ると、より企業への理解を深めることができたり、企業の大切にしていることを知れるかもしれません。

(まいどなニュース・20代の働き方研究所/Re就活)

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