「どこまで大きくなるの?」貫禄感じさせる生後数カ月の黒犬 モグモグ&スヤスヤでぐんぐん成長 新しい飼い主さんに出会った
福岡県を拠点に行き場を失ったワンコの命を救う活動を行う、動物保護チーム・わんにゃんレスキューはぴねす(以下、はぴねす)。動物愛護センターからの引き出しをはじめ、様々な環境から多くのワンコの命を助け続けるチームですが、2023年春、他のボランティア団体と連携して8頭の乳飲み子のワンコの命を救い出しました。
このうちはぴねすで引き取ることになったのは3頭でしたが、そのうちの1頭はまん丸で真っ黒。まるで熊の赤ちゃんのようなかわいいワンコでした。
■よく食べよく眠り、日に日に大きくなっていった
この子の仮名は「クロクマの男の子」。真っ黒のモフモフした毛が特徴で、よく食べよく寝るワンコでした。
そのスヤスヤ眠る顔を見ると、思わず顔がほころんでしまいますが、一方、当のクロクマの男の子は日に日に大きくなっていき、「あなたはどこまで大きくなるんですか」とスタッフを戸惑わせることも。
出自不明のミックス犬でもあり、この後、どんな大きさになるかわからなかったため、後に新しい里親さんに譲渡する場合は「大型犬でも大丈夫」な家庭でないと難しいだろうなとスタッフは思いました。
■クロクマの男の子も無事幸せをゲット!
クロクマの男の子と一緒にはぴねすに引き取られたきょうだい3頭。このうち、クロクマの男の子以外は、すぐに新しい家族が見つかりました。ほかの2頭は白も混ざった毛並みで、それぞれ生まれつきの障がいなどがあったものの、スタッフが獣医師に診てもらい適切な処置をほどこした後、幸せな犬生の一歩を踏み出すことになりました。
残るはクロクマの男の子のみでしたが、この間もみるみる大きくなり、生後数カ月にしてすでに貫禄さえ感じさせるようになりました。
そんな矢先、里親希望者さんが現れました。聞けば、これまでにも大きなワンコを飼っていた経験があり、「これ以上大きくなっても大丈夫」とのこと。スタッフも安心してこの方にクロクマの男の子を譲渡することにしました。
生まれて間もなくはぴねすに引き取られた後、わずか数カ月でみるみる大きくなったクロクマの男の子。優しい里親さんのもとで今後もスクスク育ち、どこまで大きくなってくれるのか、そしてどんな性格のワンコに育ってくれるのかが楽しみです。
わんにゃんレスキューはぴねす
http://happines-rescue.com/
(まいどなニュース特約・松田 義人)