彼氏が実は既婚者だった!Facebookで判明 マッチングアプリでの独身詐称に要注意 若い人ほどトラブル増加

今はSNSやマッチングアプリで出会いを増やせる便利な時代になりましたよね。明治安田生命が2022年11月に公表した調査では、2020年以降に結婚した夫婦の約2割がマッチングアプリで出会ったという結果が出ています。しかし、SNSやマッチングアプリで幸せになる人がいる一方で、痛い目に遭う人もいるようです。

■知らずに不倫していたなんて

K子さん(東京都在住、20代、大学生)は、大学の友達A美(東京都在住、20代、大学生)から彼氏の愚痴を聞きました。A美さんはマッチングアプリで出会った彼氏と、交際3年目ですが、最近会えなくなっているとのこと。といっても全く会えないわけではなく月2回はデートしているので、K子さんは「のろけ話」だと思っていました。

一方、アルバイト先の友人B菜(東京都在住、20代、フリーター)から最近結婚した友人C恵(東京都在住、20代、会社員)の話も聞いていました。直接の知り合いじゃないので聞き流していたK子さん。色々来ていくうちに、C恵の夫の職業がA美の彼氏と同じことに気付きます。とても珍しい職業だったので「意外といるものなんだな」と思いました。しかし、さらに話を聞くと結婚前に夫が住んでいた場所がA美の彼氏と同じだと判明します。

「もしや…」と思ったK子さんはFacebookを確認。友達B菜のページを確認すると、C恵と夫のツーショット写真を発見します。その写真をA美に見せると予想通りビンゴ!なんとC恵の夫はA美の彼氏だったのです。SNSを通じて彼氏の結婚を知ったA美は、知らずに不倫していたことにショックを受け、即座に彼氏と別れました。SNSが役に立つこともあるようです。

■SNSやマッチングアプリのトラブルは少なくない

SNSやマッチングアプリは多くの人とつながれるメリットがある一方で、共通の知り合いがいないため嘘をつきやすいデメリットがあります。

2021年に三菱UJFリサーチ&コンサルティングが行った「マッチングアプリの動向整理」調査では、20代の63.6%、30代の58.3%、40代の51.9%で、マッチングアプリを利用しているときに何らかのトラブルや困ったことあったと回答。また「交際や婚姻の状況を詐称された」ことがあると、20代12.2%、30代16.7%、40代24.1%が回答していました。

また、総務省が2015(平成27)年に行ったSNS上でのトラブル経験の調査では、年齢が若いほどトラブル遭遇率が高く、20代以下では26%が「トラブルにあったことがある」と回答しています。

また経験したトラブルの内容をみると、「自分の発言が自分の意図とは異なる意味で他人に受け取られてしまった(誤解)」、「ネット上で他人と言い合いになったことがある(けんか)」、「自分の意思とは関係なく、自分について(個人情報、写真など)他人に公開されてしまった(暴露)」といったことが比較的多くなっていたそうです。

今回紹介した「交際相手が実は既婚者だった」というエピソードは、SNSやマッチングアプリでは決して珍しくない事例なのかもしれません。

「自分が知らないうちに不倫相手になっていたら…」と想像するだけでもゾッとしますよね。SNSやマッチングアプリは出会いを増やす便利なツールですが、リスクもあるので気をつけて使ってくださいね。

   ◇   ◇

【出典】

▽明治安田生命 いい夫婦の日」に関するアンケートを実施/出会いのきっかけは、近年「マッチングアプリ」が急増!

▽三菱UJFリサーチ&コンサルティング マッチングアプリの動向整理

▽総務省-平成27年版 情報通信白書-SNS上でのトラブル経験

(まいどなニュース特約・わたなべ こうめ)

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス