嬉しそうに近寄ってきた野良の子猫を保護 「かわいくてずっと一緒にいたい」→あまり外出しない生活に
■人懐っこい野良猫
うすくちちゃん(2歳・メス)は、公園で暮らしていた。そこには6匹の野良猫がいたという。2021年10月、福岡県に住むTさんはうすくちちゃんに出会った。うすくちちゃんは生後7カ月くらいだった。
「うすくちは唯一人間(私)に興味を持ってくれて、会いにいくと次第に嬉しそうに近寄ってくるようになりました。この子がこのままお外で暮らしていくのかと思うとあまりにも心配で、一緒に暮らしたいと思い、保護することにしました」
■幸せな時間
11月、Tさんはうすうくちちゃんを家に連れて帰った。保護した日は別室のサークルケージの中で過ごしてもらったが、夜中にサークルケージを上手く脱走したようで、いつの間にか出窓のカーテンの裏にいた。恐怖で固まっているといったような感じではなく、なんとなくリラックスした様子だった。
近所の公園で野良猫として過ごしていた時に、うすくちちゃんにそっくりの猫がいた。その猫に比べ毛色が薄かったので「うすくち」と名付けたという。
うすくちちゃんは、甘えん坊でやんちゃ。猫より人間の方が好きだ。
「私の後をついてくるのが大好きで、名前を呼んだら走って来てくれます。最近人間用に姿見をお部屋に置きましたが、気に入ったようで頻繁に鏡越しに私のことを見てきます(笑)。使い方をよく分かっているようです」
Tさんは言う。
「お家にいる時間がとても楽しく幸せな時間になり、猫ちゃんとずっと一緒にいたいので、あまり外出しないようになりました」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)