道頓堀ダイブしたら入店禁止! 近くのサウナ施設が注意喚起、警察通報も 「そらそうよ」「汚いんやから」理由を店長に聞いた
「川に飛び込まれた方の入館はお断りさせていただきます」。道頓堀の戎橋から徒歩5分の「グランドサウナ心斎橋」(大阪市中央区西心斎橋)が9月13日、Twitter(現X)で注意喚起を行いました。
これまで阪神が優勝した2003年や2005年は、興奮して道頓堀にダイブする人たちが相次ぎました。2023年も阪神優勝が目前に迫る中、異例の注意喚起を行ったグランドサウナ心斎橋の店長に聞きました。
阪神が日本一になった1985年に道頓堀に飛び込んだファンが話題となり、2003年の阪神優勝時には、当時20代の男性がダイブした際におぼれて死亡する事故も起きました。その後の05年の優勝、14年のクライマックスシリーズ突破時にも飛び込む人が出たほか、サッカーワールドカップでも浮かれた人がダイブしました。
ーー道頓堀ダイブした人は入店お断りと告知しました。
「過去には死者も出ている危険な行為です。川の衛生状態も悪い。ダイブして『温浴施設でも行こうか』と集団で来られると、普段から利用しているお客様にとってはイヤですよね。常連のお客様に安心安全を第一に営業していることをお伝えしたかったんです」
ーー酒を飲んで騒いでいる人も入店禁止にしました。
「元々、泥酔客はお断りしているんです。うちのスタッフが判断に迷うことなく『断っていいんだな』と思えるよう、指針を示しました」
「誤解してほしくないのは、阪神が嫌いなわけでは全くありません。当店では在阪球団の阪神とオリックスを応援しており、優勝イベントも用意しています。阪神が優勝したら、サウナ室で六甲おろしを流しながら、阪神の法被を着たスタッフが熱波をお客様に送りたいと思っています」
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道頓堀ダイブした人をNGにした対応に、Twitter上では「そらそうよ」「道頓堀は汚いんやから」「大腸菌まみれになるヤツなんて入れたらアカンよな」「至極真っ当な判断」と賞賛する声が上がっていました。
(まいどなニュース・伊藤 大介)