太陽光発電事業者の約9割「自然災害での被害が増えている」 想定される損害額は…家庭用設備で「30万~50万円」が最多に

株式会社和上ホールディングス(大阪市北区)は、モニター提供元のゼネラルリサーチと共同で、全国の太陽光発電事業者514人を対象に、「自然災害×太陽光発電所への被害」に関する調査を実施しました。その結果、約9割の人が「自然災害による被害が増えている」と回答しました。また、被害を受けた際にかかるおおよその損害額については、家庭用の設備(10kW未満)では「30万円~50万円未満」が最多となりました。

調査は、2023年6月~7月の期間にインターネットで実施されました。

太陽光発電事業者(514人)に対して、「自然災害による太陽光発電所への被害は、年々増えてきていると感じますか」と聞いたところ、88.9%が「増えていると思う」(とても増えていると思う:43.0%・やや増えたと思う:45.9%)と回答しました。

また、「被害を受けた際の損害額(一部分のパネルの破損~全損までを平均し、おおよその金額)」を聞いたところ、「家庭用の設備(10kW未満)」の場合は、「30万円~50万円未満」(28.2%)、「50万円~100万円未満」(24.1%)、「10万円~30万円未満(18.5%)、「100万円~200万円未満」(14.0%)などが上位に。

他方、「産業用の設備(10kW以上)」の場合では、「300万円~500万円未満」(21.6%)、「100万円~300万円未満」(19.5%)、「500万円~1000万円未満」(18.1%)、「1000万円~1500万円未満」(10.5%)などが上位となりました。

なお、「保険に対しての認識」については、「個々の自然災害リスクに応じて、必要な保険には加入すべきだと思う」(43.6%)が最多に。また、「保険会社を選ぶ際のポイント」としては、「想定される自然災害リスクに応じた補償内容」(40.9%)が最多となりました。

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