クレーン車を止める場所に無断駐車した軽乗用車に「出られないような措置しました」という投稿が話題になっています。

クレーン業を営むカーたん（@kartan8371）さんは、迷惑駐車のドライバーが現れなかったため、軽乗用車を囲むようにクレーン車のアウトリガー（転倒防止のためクレーン左右に張り出す脚）を伸ばして一晩放置しました。その後、迷惑車両はどうなったのでしょう？Twitter（現X）に投稿したカーたんさんに聞きました。

カーたんさんが営む「西脇重機」（愛知県春日井市）はオペレーター付きでクレーン車をリースし、土木工事やプラント、橋梁工事を請け負っています。

ーー当時の状況について教えてください。

「うちは全長11メートルのクレーン車を3台止める駐車場を借りていますが、しばしば無断駐車する車があります。この日は夕方、無断駐車した軽乗用車を見つけて、警察を呼んで約1時間半待ちましたが、ドライバーは現れませんでした。警察は私有地の迷惑駐車に対して切符を切れない、ということだったので、クレーン車とアウトリガー（転倒防止の脚）で囲みました」

ーーその後、迷惑車両はどうなりましたか。

「翌朝には車がなかったので、夜に出て行ったんだと思います。完全に囲ったわけではなく、車1台が出られるスペースを空けておいたので」

クレーン業らしい迷惑駐車対策に「やるなぁ」「この手がありましたか」「逃げ道作ってあげるとこが優しいですね」と賞賛の声が上がっていました。

また、「うちも困ってます」「本当に迷惑」「クレーンで宙吊りにして欲しかった」と共感するコメントも寄せられ、カーたんさんは「迷惑駐車に困っている人が多いんだなあと思いました。なぜ大型車両専用駐車場に勝手に止めるのかと思うんですが…再発防止のため貼り紙を掲示することにしました」と話していました。

（まいどなニュース・伊藤 大介）