今日のランチは…給食だ!?「たらり~♪鼻から牛乳~」も懐かしい思い出 岡山市役所食堂に学校給食が登場する理由
揚げパン、ソフト麺、クジラの竜田揚げ…。もう一度食べたいけど、大人になると味わう機会がなかなかないのが「学校給食」です。そんな大人たちの夢をかなえてくれるのが、岡山市役所の食堂。毎月第4週目に学校給食メニューを提供しています。今月は19~22日です。
今月のメニューはジャージャー麺、野菜サラダ、果物、牛乳です。ジャージャー麺は、甘めの肉みそと麺がよく絡み、タケノコの食感がアクセントに。サラダもキャベツ、キュウリ、ニンジン、コーンと種類豊富で栄養満点です。カツンと音が鳴る金属製の食器や瓶に入った牛乳も当時を思い出させます。1日限定20食で、価格は660円です。
岡山市役所食堂では昨年6月から定期的に給食メニューを用意しています。食堂を運営するセントラルフーズ (岡山市)は、岡山市内の一部の小中学校で給食を提供している強みを生かして、利用者に懐かしんでもらえたらとの思いから始めました。メニューは食堂利用者にアンケートを行い、その希望を踏まえて決めました。毎回ほぼ完売するほど好評で、若者から高齢者まで幅広い層が注文。特に人気のメニューは、唐揚げ、カレー、揚げパンだそうです。
子どもの頃は何げなく、食べていた給食。調理スタッフによると、食物アレルギーに配慮して、体に優しい材料を使用しているといいます。カレー一つとっても、アレルゲンフリーのカレーフレーク、無添加ブイヨンなど10種類近くの調味料を混ぜていたり、サラダはトマトなど一部を除いて、生野菜を使わず、一度ゆでていたりと、子どもたちのために手間と愛情をかけて作られていることが分かります。セントラルフーズの担当者は「実際に学校で提供しているメニューと同じものなので、今の時代の給食を楽しんでもらうとともに、子どもの頃を思い出してもらえたら」と話していました。
記者も給食メニューを食べながら、友達に笑わされ、鼻から牛乳を出してしまったことを思い出しました。10月は人気の揚げパンが登場予定。注文を受けてからフライヤーで揚げており、揚げたてを食べられるのは、学校でも味わえない貴重な機会かもしれません。
(まいどなニュース/山陽新聞)