短い離席でも必ずPCをロックする上司→理由を聞いたら、背筋が凍った「怖すぎる…」
会社員で小説家、小学生の男児の父親でもある「ぺんたぶ(@pentabutabu)」さんが、X(ツイッター)に投稿した会社の上司の話が「人間不信になるわ…」「怖すぎる…」と注目を集めています。
ある上司が、どんなに短い離席のときでもパソコンにロックをかけていることに気がついたぺんたぶさんが、「セキュリティ意識高いですね」と話しかけると…。
「前職でソリが合わなかった部下に、離席中の僕のPCから女子社員にセクハラまがいのメールを送られたことがあってね」
という背筋が凍る回答だったというのです。
近年、カフェでのパソコンの使用について、セキュリティの面から疑問視する声も上がっています。外出先で離席時にロックが必要なことは知られていますが、社内にもこんな危険が潜んでいるとは!
「これはセキュリティ意識を高めるための啓蒙活動に採用すべき事案。『離席』イコール『離籍』のリスクがあると心得よ」
「えっっっっぐwwwwww って思ったけど私も前職で 稟議勝手に許可おろそうとした部下いましたわ」
「あ、学生時代に研究室の後輩に似たようなことやられたことある…」
「最近では学校現場(小学校)でも離席中の嫌がらせはありますからね」
「後輩とデスクトップ画像を勝手に変えたりはしてたけど第三者へメール送付は確かに嫌だww」
「離席中にWindowsパスワード変更された人知ってる、、、」
こんなコメントが寄せられて、外出先でなくても背筋が凍るようなことが実際に起こっているようです。セキュリティのルールとして、社内であっても来客があるかもしれませんし、顧客情報などの大切な情報を開いているかもしれませんから、どちらにしても離席時のPCロックは必須とも言えます。
■エンジニアは「やって当然」…反面、意識を変える必要がある職場も
「ヤバい、私もやろう…と思ったけど、うちの事務所ロック画面の解除パスワードが全PC共通でした」
「弊社は各ディスプレイに テプラでパスワードが貼られてます」
ですが、こんなコメントもあり、会社をあげて意識を変える必要がある職場もあるようです。ぺんたぶさんに、お話を聞きました。
──一般的な情報漏洩に対するセキュリティとは違う方向で怖い話ですね。
ただただ「こわい!」という一言に尽きますね。社外での離席の際は注意する方も多くなってきた印象ですが、まさか社内でさえも注意しないといけないような状況があるとは…。「前職で」という話だったので、メールを勝手に送信されてしまった後の顛末が気になります。後味の悪い話ではなく、スカッとするような決着であることを切に祈っております。
──この話のあとは、ぺんたぶさんも離席時は必ずPCにロックを?
これまでは昼食のような長時間の一時離席のときにはロックをかけていましたが、たとえば仕事中にちょっと上司に呼ばれたときなどは、画面を表示しっぱなしだったかも知れません。この上司の話を聞いてからというもの、すっかり「Windowsキー+L」でロックをかけるクセがついてしまいました。
──ロックして困ることはないですものね。
僕自身が離席時ロックを心がけるようになってからというもの、だんだん離席中の同僚達の画面が目に付くようになってしまいました。エクセルで細かな表計算をしている途中だったり、パワポでプレゼン資料を作っている途中だったりはまだしも、人事評価だったりネットサーフィンだったりすると、こちらもぎょっとしてしまいますよね。
──それは…周りの人のためにもロックしてほしいですね。コメントで印象に残っているものはありますか?
IT系、特にエンジニアの方々からのコメントの大半は「やって当然」とか、「こんなの基本動作」みたいなものが大半でしたので、驚きました。
また、学生時代に「焼き肉おごるよ!」とメールを送るいたずらだとか、壁紙を勝手に変更するような悪戯を経験された方もいて、この上司に限らず大なり小なり被害を経験された(あるいは被害を与えた?)方もいたようで、そちらも印象に残っています。
◇ ◇
自分の身を守るためにも、PCだけでなくスマホなどにもロックの習慣をつけておきたいですね。
このポストがバズったので、がん研究へ寄付する取り組みをツリーで紹介したぺんたぶさんでしたが、実は奥様への愛をつづったポストをまとめたエッセイ集「いまどうしてる? 恋してます。」を出版されています。こちらはPCロックと違い、キュンとするような癒される内容ですので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)