一人暮らしでは、収支管理を自分で行う必要があります。気をつけていても「給料が減った」「急な出費があった」などの理由で、お金が足りなくなってしまう人もいるでしょう。全国の一人暮らしをしている10～60代以上の男女413人（女性217人／男性196人）に聞いたところ、「常にお金が足りない」と思う人が3割程度いることが分かりました。

株式会社ビズヒッツ（三重県鈴鹿市）が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディア『Biz Hits』が、2023年8月にインターネットで実施した調査です。

一人暮らしをしている413名に「一人暮らしをしていてお金が足りないと思うことがあるか」を聞いたところ、「常にある」と答えた人が29.6％で、ほぼ3割でした。また、「週に数回ある」（4.8％）、「月に数回ある」（16.9％）、「ごくまれにある」（29.3％）を合わせると、約8割の人が「一人暮らしをしていてお金が足りないと思うことがある」ことが分かりました。

「お金が足りないと思うことがある」と答えた333人に対して、「お金が足りないときに感じる困難」を複数回答で答えてもらったところ、ダントツの1位は「食生活が乱れる」（138人）でした。以下、2位「不安感が強くなる」（87人）、3位「交友関係に響く」（55人）、4位「趣味にお金がかけられない」（44人）と続きました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位：食生活が乱れる】

▽1日2食にしたり、食事の質を下げたりしている（36歳男性）

▽食事の品数が減る（54歳男性）

▽給料日までのお金を割り算して、とにかくお金をつかわないよう、食事の質が落ちる（25歳女性）

【2位：不安感が強くなる】

▽不安になって、やるべきことが手につかなくなる（20歳女性）

▽心理的な不安。「仕事を増やさないと」と焦ってしまう（34歳男性）

▽心理的な不安感があり、老後の心配をしてしまう（51歳女性）

【3位：交友関係に響く】

▽人との付き合いが希薄になります（32歳女性）

▽友達と会う回数が減る（40歳女性）

▽交友関係が狭くなる（51歳男性）

【4位：趣味にお金がかけられない】

▽趣味にお金がかけられない（27歳女性）

▽趣味にお金をかけられなくなるので、モチベーションが低下します（42歳男性）

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お金が足りないときには、さまざまな困難を感じていることが分かりました。そこで、「お金が足りないと思うことがある」と答えた333人に対して、「お金が足りないときの対処法」を複数回答で教えてもらったところ、1位は「副業・アルバイトする」（125人）でした。次いで、2位「節約する」（75人）、3位「家族に頼る」（64人）、4位「カードローン・キャッシングで借りる」と続きました。回答者からのコメントは以下の通りです。

【1位：副業・アルバイトする】

▽バイトを増やしたり副業で貯めたりしている（18歳女性）

▽副業をして収入を少しでも増やす（34歳男性）

▽日払いのバイトを探して、スポットで入ってしのぎます（44歳女性）

【2位：節約する】

▽美容にかかるお金を減らしたくないので、食費を減らす（29歳女性）

▽節約するしかない。なるべく借金はしたくない（37歳男性）

▽できるだけ食事を切り詰めるなど、無駄な買い物をしないようにする（54歳男性）

【3位：家族に頼る】

▽足りない金額を親に借りる（28歳女性）

▽実家からお米や食材をおくってもらう（33歳女性）

▽親から借ります（42歳男性）

【4位：カードローン・キャッシングで借りる】

▽最終的にはカードローンです（33歳男性）

▽クレジットカードのキャッシングを利用する（46歳女性）