「大人4人でも十分楽に座れる」「アウトドアや車中泊でもOK」…室内空間の広い軽自動車ランキング

コンパクトさが魅力の軽自動車ですが、最近は車内空間が広いことをアピールする軽自動車が増えています。普通車かと見間違うほどの余裕あるスペースを感じさせる車種もあり、クルマ選びの選択肢が広がっています。

norico編集部では、2023年の最新情報をもとに、室内空間(室内長×室内幅×室内高の容積)の広い軽乗用車をランキング形式でまとめました。上位の結果は以下の通りです。

▽1位

・スズキ「エブリィワゴン」

 2,240㎜×1,355㎜×1,420㎜

▽2位 

・ホンダ「N-BOX」

 2,240㎜×1,350㎜×1,400㎜

▽3位

・スズキ「ワゴンR」シリーズ

 2,450㎜×1,355㎜×1,265㎜

▽4位

・三菱「デリカミニ」

 2,200㎜×1,335㎜×1,390~1,400㎜

・日産「ルークス」/三菱「eKスペース」

 2,200㎜×1,335㎜×1,390~1,400㎜

▽5位

・スズキ「スペーシア」シリーズ

 2,155㎜×1,345㎜×1,410㎜

▽6位

・ダイハツ「タント」シリーズ

 2,125㎜×1,350㎜×1,370㎜

※室内寸法は室内長×室内幅×室内高

※車種名及び室内寸法は2023年4月17日時点の各公式HPより

上位にランクインしている車種の多くは、全高1,700㎜以上のスーパーハイトワゴンです。それぞれの車種について、特色を紹介します。

■【1】スズキ「エブリィワゴン」

おすすめポイント:抜群の積載量、アウトドアとの相性の良さ

エブリィワゴンは軽バンをベースにしたワンボックスカーです。N-BOXなどのスーパーハイトワゴンより積載量重視ですが、後部座席のシートスライド幅はN-BOXとほぼ同じ。大人4人でも十分楽に座れます。 収納機能が豊富で、車中泊をする人にもオススメです。

なおエブリィワゴンのOEM車は、日産・三菱・マツダからも販売されています。

【利用者口コミ】(前略)アウトドアが趣味で海や山でのキャンプをよくするので荷物が大量になるのですが、積み込みも楽で座席もフラットになるのでとてもよかったです。走行中のエンジン音も大きくなく長距離の運転でも乗り心地が良く肩こりなどストレスなく運転でき、車中泊もするのですがエアコンの音は少し気になりましたが快適でした。(後略)(20代女性)

■【2】ホンダ「N-BOX」

おすすめポイント:人を選ばないデザイン、予防安全性能の高さ

2022年は普通車も含めた新車販売台数No.1に輝いたN-BOX。広さ、デザイン性、優れた予防安全性能など総合力が極めて高く、その人気は一向に衰えません。ターボ付きや2トーンカラーモデルなど選択肢が豊富なのも、魅力の一つです。

現在はモデル末期で中古車も多く出回っているので、予算が気になる場合は中古車もチェックしてみてください。

【利用者口コミ】この車の一番良いところは空間の広さです。私はこの車で大人の自転車やくるくる巻かれたカーペットを運んだことがあります。実母の引っ越しのときもたくさんの荷物を運べました。ベビーカーも折りたたまなくても大丈夫ですし、雨の日や寒い日の子供の着替えを手伝う際も車内でできました。(後略)(40代女性)

■【3】スズキ「ワゴンR」シリーズ

おすすめポイント:軽No.1の室内長、コスパの良さ

3位に入ったのは、意外にもハイトワゴンのワゴンRシリーズ。室内高はN-BOXやスペーシアと比べて低いものの、軽自動車トップの室内長を誇ります。身長180㎝程度までであれば、後部座席も座れます。スライドドアを搭載していないので、「安くて快適なクルマが欲しい」という人にオススメです。

【利用者口コミ】ハイトワゴン系のジャンルになりますが、天井が高くて圧迫感がなく非常に運転しやすい車です。内装は軽なのでそれなりですが、安っぽいイメージはなく思ったよりシートもしっかりしています。後席のスペースはそれなりですが、シートを倒すと広大なラゲッジスペースが確保出来、車中泊が趣味の私には有りがたいですね。(後略)(40代男性)

■【4-1】三菱「デリカミニ」

おすすめポイント:オフロード性能の高さ、ユニークなデザイン

デリカミニは、2023年4月に発売したばかりのSUV風スーパーハイトワゴンです。eKスペースや日産のルークスと同じプラットフォームを採用しています。

新鮮味のあるデザインに加えてオフロード性能も高く、装備も充実しています。「他の人と一味違うスーパーハイトワゴン」「かっこいい軽自動車」を選びたい人にオススメです。

■【4-2】日産「ルークス」/三菱「eKスペース」

おすすめポイント:トップクラスの操縦安定性、上質な装備

スーパーハイトワゴンの中で、スペーシアやタント以上の室内空間を誇るルークスとeKスペース。この2台が優秀なのは、広さだけではありません。クラストップの操縦安定性を誇り、上位グレードでは高速道路での自動運転機能も搭載できるなど、装備も充実しています。予算をかけて上質な軽自動車に乗りたい人にオススメです。

■【5】スズキ「スペーシア」シリーズ

おすすめポイント:遊び心のあるデザイン

スーパーハイトワゴンの中でも人気の高いスペーシアシリーズ。外から見ても、中に乗っても楽しいデザインはスズキ車の魅力です。インパネ部分はスーツケース風になっており、遊び心があります。ライバルのN-BOXやルークスに比べて低価格で手に入るのも魅力です。

なおマツダのフレアワゴンは、スペーシアのOEM車です。

■【6】ダイハツ「タント」シリーズ

おすすめポイント:大開口ミラクルオープンドア

現在N-BOXの販売台数を猛追しているのがタントシリーズです。特にファンクロスはSUV風のデザインで人気が高く、ホンダやスズキのユーザーが乗り換えるケースもあるようです。

タント最大の魅力は大開口のミラクルオープンドア。子どもが傘を差したままクルマに乗り降りできるなど、スライドドアの魅力を最大限に引き出した工夫といえます。

■生産終了車で注目の室内が広い軽自動車2選

▽ダイハツ「ウェイク」

ウェイクはタントの「上を行く」スーパーハイトワゴンとして販売された軽自動車です。「ドデカク使おう」というキャッチコピー通り、スーパーハイトワゴンの中で最も室内空間の広い軽自動車でした。

強気な販売価格が売上不振に繋がったという話もあり、2022年に生産を終了しています。しかし広さ抜群で実用性の高い一台です。

【利用者口コミ】ちょっとした釣りやプチアウトドアが趣味なので購入しました。とにかく車内が広いの一言につきる車だと思います。荷物の置き場に困ることがないし、人を乗せても窮屈な感じがしません。(後略)(40代男性)

▽三菱「eKクロススペース」

三菱が「SUVライクなモデル」として発売したのが、eKクロススペース。デリカミニの発売に伴って生産を終了しましたが、ルークスなどと同様に高い操縦安定性と充実した装備を備えています。また顔つきもデリカD:5などと共通の押し出し感があるデザインで、迫力系が好きな人にオススメです。

■広い軽自動車を選ぶポイントは?

ここでは広い軽自動車を買いたい人向けに、車種を絞り込むポイントをご紹介します。

▽ポイント① 使用目的

アウトドアや車中泊に使う場合、また小さな子どもを乗せて走る場合はスーパーハイトワゴンがオススメです。一方で、通勤用など短距離中心であればハイトワゴンで十分でしょう。ハイトワゴンの方が車両価格も抑えられるので、使用目的に応じてタイプを絞り込みましょう。

▽ポイント② スライドドアの要否

スライドドアは非常に人気の高い装備です。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、スライドドアの利便性は大きいでしょう。

しかし子どもが就学し、自分でドアの開け閉めをできるようになっていれば、スライドドアにこだわる必要はありません。スライドドアが本当に必要な装備なのか、予算も踏まえて検討してください。

▽ポイント③ 予算

スーパーハイトワゴンで、装備がある程度充実した中間グレードを選ぶと、車両価格は170万円程度することが多いです。最近は「軽自動車だけど200万円支払った」という声もよく聞きます。

スライドドア非搭載のハイトワゴンの場合、上位グレードを選んでも車両価格は150万円前後で済むことが多いです。予算で背伸びしすぎないよう気をつけてください。

▽ポイント④ 予防安全装備の充実度

近年は予防安全装備の充実度でクルマを選ぶ人も多いです。軽自動車の場合、車種やグレードによって安全性能が異なることも多いので、普通車以上にきちんとチェックすることをお勧めします。

(まいどなニュース/norico)

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス