父「25年前に通っていたスナックに行きたい」→扉を開けたら鳥肌立った 「そりゃ生き残るわけだわ」「AIよりすごいかも」
ある日、奥様と子ども3人と暮らす「どん(@don_dorei)」さんの家に遊びに来たお父さん。一緒に飲んでいると、「仕事でこっちにいた頃(25年以上前)に通ってたスナックに行きたい」と言い出します。店名もちゃんと覚えていなかったそのお店を、お父さんと一緒に探した話に注目が集まりました。
お店を見つけたどんさんとお父さんが、扉を開けると…。
「すぐ『あら〇〇さん久しぶり~!元気そうね』ってカウンターから綺麗なママが言ってきて鳥肌立った」と言うどんさん。
まるで「毎週きてた常連が1ヶ月振りに来店したような、20余年の時を感じさせないナチュラな声色で迎え入れてくれた」そうで、お父さんは照れくさそうに笑ったのだとか。お店はなくなっているかも、あっても覚えていないと思っていたどんさんは、「まさかの展開とママの“本物の接客業”っぷりに感動」しました。
「いやー接客のプロですね。そしてどんパパはどんだけ通い詰めていたのだろう。。笑」
「25年以上、スナックを続けられた秘訣ですね」
「25年前のお客さんの名前まで即答できるの?! 仕事仲間ならまだしも...凄すぎる!!(°Д°;)」
「ママの顔認証システムはAIよりすごいかも。25年前のデータなんかシステムじゃ残ってないかもしれないからな。」
「こういう久しぶりに来ても覚えててくれるママってそういないよな……そういう店が長続きするんだろうな」
お店のママのプロフェッショナルぶりに、驚く声が寄せられています。還暦を迎えられたばかりのお父さんとの、今回のお店訪問について、どんさんに詳しいお話を聞きました。
■25年前、常連だった父を一目見て「あら〇〇さん久しぶり~」
──お父さんは、当時、件のスナックによく通われていたのでしょうか?
2~3年くらい毎週、部下をゾロゾロ連れて通ってたらしいです。
──それにしても25年前ですものね…。お店はすぐに見つかったのですか?
時間は言うほどかかってないですね。有名な繁華街ってのは分かってて、父の記憶だけを頼りに15分ほど歩き回って、知ってる建物を発見してからは早かったです。スナックの看板を見て「そうそうこれこれ!」的な。
──ママさんに名前を呼ばれたとき、お父さんは嬉しそうに?
めっちゃ嬉しそうでしたね。照れくさそうに「ママ変わらんなー!!俺は変わったやろ??」とかキモおじムーブしてた気がします。僕に対しては「ほら覚えとるやろー?」と嬉しそうにドヤってました。
──なんだかいいですね。どんさんは、名前を呼ばれたときにどんなご感想を持たれましたか?
まず、①土地代の高い激戦区の繁華街で、3年残ってたら偉い!レベルでしかもコロナもあって、お店自体ないと思ってた。②当時の働いてる人がまだいるかも分からない。③いたとしてもそんな昔の客、覚えちゃいないだろ。コレを同時に全て覆してきて、60歳超えてるだろうママも、めちゃくちゃ綺麗で、漫画の世界というかおとぎ話に迷い込んだような感覚になりましたね。
──たしかに、時間感覚がおかしくなりそうですね。そのあと、お店で楽しくお酒を飲まれたのですか? どんなお店だったのでしょう?
少し高級感のあるスナックって感じで、ラウンジに近いですね。ママ以外にも若い女性が何人かいるような。楽しくカラオケしたりして飲みましたね。とにかくママが抜群に気遣いできる人でした。ハゲてる親父に「〇〇さん全然変わらん、一目であ、〇〇さんやと思ったもん」と自然に言ってて凄かった。完全にハゲてんのに...。
──それは…(笑)。お父さんは、また行きたそうでしたか?
今、父は九州に住んでるので、こっちに遊びに来るたびに行くのでは無いかと思われます(笑)。母に覚えて貰ってたことを自慢してましたよ。母はいい顔してませんでしたが(そりゃそうや)。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)