落ち葉?と思いきや…!?「地面をカゲロウが覆う時期になりました」 この時期ならではの光景が話題「今年は特に多い」

夏から秋に移り変わるこの時期ならではの風物詩がSNS上で大きな注目を集めている。

「地面をカゲロウが覆う時期になりました。相変わらず、”えびせん“の匂い。」

とその光景を紹介したのは山口県下関市にある下関市立自然史博物館・豊田ホタルの里ミュージアムの公式アカウント(@toyotahotarum)。

道路を埋め尽くす何千、何万とも知れぬカゲロウの死骸。儚いものの代名詞のように言われるカゲロウの成虫だが、実際、彼らが羽化して絶命するまでの時間はわずか数時間。生息地では毎年、この時期になるとこういった悲哀に満ちた光景が見られるというわけだ。

SNSユーザー達から

「さっきまで生命だったものがあたり一面に転がる」

「カゲロウ…これ全部ですか!?️!?️えびせん色。。。」

「昔、夜中にカゲロウが大量発生していた道路をヘッドライトつけたまま(仕方無い)突っ切った事があります。

前方はライトに反射した白いもので吹雪のようです。帰宅後の車は・・・」

など数々の驚きの声が寄せられている。

■投稿者に聞いた

今回の投稿について、ミュージアムの学芸員に話を聞いた。

ーーこの時期、ミュージアムの周辺ではいつもこうですか?

学芸員:毎年大小ありますが、この時期になりますとこういった光景が見られます。ただ、今年は特に多い気がします。

ーーカゲロウが大量発生する地理的な条件はありますか。

学芸員:このカゲロウはオオシロカゲロウと言いまして、全国各地の河川で発生します。場所によっては、車がスリップするので、注意看板があるくらいです。

ーー臭いなど迷惑になるようなことはあるのでしょうか?

学芸員:ニオイもそれほど強いものでもありませんので、特に迷惑になることはありません。ただ、前述したように車がスリップするので注意が必要になることがあります。また、視界をふさぐほど発生することもあるので、車の運転の邪魔になることもあります。

◇ ◇

今回投稿した写真は、カゲロウの命の尊厳を称え、弔うために撮影したものだということ。その意を汲み、命の意味とはなにか考えるきっかけにしたいものだ。

下関市立自然史博物館・豊田ホタルの里ミュージアム

所在地:山口県下関市豊田町中村50-3

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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