ヒマワリの無残な姿…この光景は、絶望?残酷すぎる? 「次世代への希望」という声も
「夏の終わりのたびにヒマワリを見て絶望する」
各地の廃墟や奇妙な風景を撮影し、「X」(旧Twitter)やInstagramで公開されているえぬびいさん(@enuenuenubi)。夏が過ぎた後のヒマワリの姿について持論を述べました。
「あんなにも明るく眩しい存在だったのにどうしてこんな姿になってしまうのだよ。植物としての設計が残酷すぎないか…」
写真は今年の9月前半に、千葉県にあるヒマワリ畑の風景を撮影したもの。夏の象徴ともいえるヒマワリ。しかし、まだまだ暑い日が続くとはいえ、すでに夏は終わり季節は秋を迎えつつあるようです。輝かしく咲き誇っていたヒマワリの大群は、すっかり枯れ果てていました。
「希望を失った新入社員」
「堕ちてしまった清純派アイドル」
「鬱になったクラスのお調子者」
えぬびいさんは、ヒマワリの無残な姿について、このように独自に表現。リプ欄にも多くの感想が寄せられました。
「なかなかにホラーですね」
「あの明るかった可愛い世界が…」
「集団だと、廃墟感が凄いですね」
「闇堕ちひまわり...(´;ω;`)」
「元気な時が断然華やかな分、ものすごい落差ですね」
このようなコメントがある一方で、このような意見も。
「こんな見た目でもしっかり次世代に繋がる種子を残してるわけで」
「私にはすべての栄養を種に集中させた姿に見えて頑張っているな~~って思ってしまう」
「大丈夫、その魂には新しい命が息吹き、未来への希望が残っている」
未来に向けての希望の声--。さらには、次のような話をされる方もいました。
「この方がいいのかも知れませんよ?うちの近所に、なんの拍子か一輪だけ冬まで咲いていた向日葵がおりましてね。真っ暗な寒い夜に、そこに似つかわしくない陽キャがこちらをじっと見ている……。向日葵に狂気を感じたのは初めてでした」
たしかに、ヒマワリは夏にこそ咲き誇り、あとはひっそりと枯れてゆくのが、自然の姿だといえるのかもしれません。
見方によって、さまざまな解釈ができるのが面白いですね。
このように、さまざまな意見があったことについて、えぬびいさんは「見方を変えれば確かにそうだ!と思いました。いろんな意見を聞けて面白かったです」と話されています。
◇ ◇
「撮影対象として好きなものは『非日常』です。不可思議な空間に身を置き普通では味わえないワクワクを感じたいですし、そういったものを作品として残したいです」
そのような思いで、風景を撮影・公開されているというえぬびいさん。今後は「『日常の中に潜む奇妙』など、より身近なのに今まで気づかずにいた不思議な風景などを撮っていければ」と考えているそうです。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))