新品同様に蘇る「ぬいぐるみクリーニング」が話題「くるくるくる~」回しながら仕上げます
古くなったけど愛着のあるぬいぐるみ。汚れはある程度取れても、くたくたになった生地を元に戻すなんてできないのでは。そう思っていたら…。
「ぬいぐるみ専門クリーニング くるくるくる」という動画がX(旧ツイッター)に投稿されました。新品同様になったぬいぐるみに丁寧にアイロンをかけている様子が写っているではないですか!
投稿主は、ネットで洗濯.com【大切な1点を任せられるクリーニング店】さん(@403_net)。実は、この会社、特殊クリーニングの専門店だったのです。お話を聞きました。
ーーなぜ特殊品に特化したクリーニングを始められたのですか。
「一番の発端は30年前、キャンパーだった弊社の社長がテントをメンテナンスしたことに始まります。通常洗えない品を洗う技術に磨きをかけ、クリーニングすることが前提の衣類だけではなく、難しい商品を取り扱うようになりました。チャイルドシート、ベビーカー、フルフェイスのヘルメットやウェットスーツ、スーツケース、SUPなどです」
ーーぬいぐるみはまるで新品のようになっていますね。
「投稿した動画は、クリーニング工程後に、お客様の元へお戻しする際の最終工程として、蒸気を使って毛並みを整えているところです。触り心地がグッと上がります。洗剤は肌に触れるものですので 優しいものや環境負荷が軽いものを選定するのはもちろんのこと、同じ品物、同じコンディションのものは存在しませんので、全てがカスタムされたクリーニングを行っております。ぬいぐるみだけでも洗う方法は25種類ほどございます」
ーーずいぶん前についてしまった汚れも落ちますか。
「ぬいぐるみであれば、ある程度はきれいになります。皆様、10年、20年連れ添ったご家族をクリーニングに出されますので、ご期待に応えられているのではないかと感じています」
ーー今までで一番変わった製品のクリーニングについて教えてください。
「170cmのカビゴンのぬいぐるみです。往復6万円のチャーター便でクリーニング依頼が来ました。某テーマパークの着ぐるみなどもメンテナンスいたしました。当社ホームページに掲載されているものはかなり変わったラインナップになっています。当社がスタートで真似している企業さんもありますが、当社初のものが多くあります」
投稿を見た人からは、たくさんの反響があり、「いいね」は4.1万件にもなりました。
「うちの子がお世話になりました。フワフワで抱き心地が最高です!くるくるしてもらったんですね~」
「みんなでぬいぐるみを愛でてるみたいだ。優しい人達なんだろうな。」
「これは嬉しいなぁ…自分で洗うと形崩れちゃって…」
「ピカチュウが大切にされてて嬉しい」
ぬいぐるみは小さなものから大きなものまで扱っているそう。あなたの大切なぬいぐるみもくるくるしてもらってはいかがでしょうか。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)