庭に迷い込み、愛情をたっぷり受けて育った子猫、2匹目の保護猫を迎えるとプイと家出! ちょっと焼きもち焼いちゃったかな?
■庭に迷い込んできた子猫
チビくん(10歳・オス)は、2013年9月頃、群馬県在住のKさん宅の庭に迷い込んできた。生後2カ月くらいで、他の兄弟や母猫は見当たらなかった。
「その頃、毎日来ていたメスの高齢のキジトラ猫もいたので、どちらを先に保護するか迷いました。一緒に暮らしている妹と話し合い、先にまだ赤ちゃん猫だったチビを保護することにしました。幼い頃から金魚や鶏を飼っていて、チビを迎える前にも犬や猫を飼っていたので、野良の子猫を保護するのは自然の成り行きでした」
Kさんは、チビくんに餌を与えて慣れさせてから捕獲し、家に迎えたという。保護当時はケージがなかったが、Kさんが用意した毛布の上にチビくんは安心して身体を横たえた。Kさんと妹に懐いていたので、家の環境にもすぐになじんでくれたという。
■小さいからチビ
名前は、おチビさんだったのでチビと名付けた。その後、チビくんはすくすく成長し、今や体重約6kgのぽっちゃり猫。性格も俺様系だという。
1年ほどKさんと妹の愛情をたっぷり受けて、一人っ子として育ったチビくん。翌年の10月に2番目の保護猫、プッチくんを迎えると家出してしまった。
「3日も帰ってこなくて心配しました。やっと帰ってきたと思ったら、喧嘩でもしたのでしょうか。犬歯を怪我していて、動物病院に連れて行くことに。でも、その後はプッチのことを可愛がってくれて、すっかりお兄ちゃんしていました」
ちょっぴりやきもちを焼いてしまったチビくん。「丸い顔とぽっちゃりした体型、きれいなブルーの目が大好きです」と、Kさんは言う。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)