施設の駐車場で小さくうずくまる子猫をいたたたまれず保護 先住猫2匹と家の中を駆け回る姿に「私も幸せ」

■駐車場でうずくまっていた猫

ノアちゃんは、2018年9月、群馬県の介護施設の駐車場にいた。その施設に勤めていたKさんは、うずくまっているノアちゃんを見ていたたまれなくなり保護した。

「ひどい猫風邪をひいていたので放っておくわけにはいきませんでした。初期医療を終わらせてから、施設の入居者のご家族に里親さんを探してもらうことになっていました。2匹目のプッチの時も妹の会社の同僚に譲渡する予定でしたが手放せず、3匹目のノアも我が家で迎えることになりました」

■小柄だがやんちゃな女の子

ノアちゃんは生後1ヶ月くらいだった。猫風邪をひいていたので、先住猫のチビくんやプッチくんと隔離する必要があった。Kさんは、使っていない和室に新しく購入したケージを用意して、ノアちゃんをそこに入れたという。

「ノアの方舟」にちなんでノアという名前にした。

今は5歳になったノアちゃん。Kさんは5匹の猫を飼っているが、ノアちゃんは一番小柄だ。しかし、性格は男の子っぽい。先住猫は2匹とも男の子だが、よく取っ組み合いの喧嘩をしていたという。おもちゃで遊ぶのが好きだが、上手に遊べずわちゃわちゃしているそうだ。

3匹目の猫を迎えたKさんと妹。だんだん家の中が明るくなったという。

「猫がいない時より会話が増えました。笑顔でいることが多いからか、身の回りに良いことがよく起こるようになったと思います。」

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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