元巨人投手の定岡正二さんが長編映画初出演 「僕の名前はルシアン」10月12日まで東京・渋谷ユーロスペース
ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団し、80年代前半は江川卓、西本聖と先発三本柱と呼ばれ、甘いマスクで若い女性ファンの人気も絶大だった定岡正二さん。定岡さんの初出演となる長編映画「僕の名前はルシアン」(制作プロダクション:TokyomuseFilms合同会社)が公開中です。本作は、注目の若手俳優 柳俊太郎が主演。写真家で映像作家の大山千賀子が、実際にあった事件にインスピレーションを得て描いたオリジナルストーリー。渋谷・ユーロスペースで2023年10月12日まで。
■定岡正二さん出演の経緯
監督の大山千賀子が定岡さんを選んだ一つの理由として、鋭い眼力があるそうです。定岡の眼力は50m離れていても鋭く差し込んできます。投手としてのそれなのか、魅力の一つなのか...ただならぬ存在感を醸し出しています。今回の役は「父、英二。仕事を辞めたら全てがなくなってしまう...だからそれがどうしたっていうの?」と娘から比喩されているビジネスマン役。家族を象徴する家を見つめる心の目の表現力はさすが。また、運転手付きの車中で携帯に話しかける姿にも他の役者ができない独特の雰囲気を醸し出しています。主役のサイコパスを演じる柳俊太郎とは接点がありませんが、「今考えるとあっても良かったと思う」と大山監督は言います。
■大山千賀子監督のコメント
「今後の作品にもぜひご一緒させていただきたい方です。定岡さんの素晴らしい魅力を見ていただきたい。定岡さんは大変監督の意図や要望に忠実に演じようと努力を惜しみなくしてくださる方!最後の千鳥ヶ淵でボートを漕ぐシーンは秀逸。また、車両のお手伝いや私服を提供してくださるなど心優しい面も隠れている方です」
■あかねの父親・山口英二を演じた定岡正二さん
「娘の親である一方で、実業家でもあるキャラクターを演じるために、両方の側面をバランスよく演じるようにしました。監督の情熱が詰まった、社会性溢れる作品をぜひ劇場でご覧ください」
【STORY】
愛を求める孤独な10代の少女・あかねは、インターネットで「ルシアン」と名乗る理想的な男と知り合う。同じころ、ある連続殺人犯を追っていた警察は、同じ犯人が手を下したと思われる、3人目の女性の全裸遺体を発見。遺体に暴行の痕跡はなく、犯行動機もわからないままで、捜査は難航していくが……。
監督・脚本:大山千賀子
出演:柳俊太郎、菜葉菜、大鶴義丹、大島葉子、定岡正二、福永理未、恒吉梨絵、ウダタカキ、酒向芳、風間晋之介、丸山昇平、田邉和也、結城貴史、庄司浩之