大学生の憧れの職業は「芸能人」→「インフルエンサー」に…「テレビは時代遅れ」「好きなことを発信」
近年、SNSなどを通して多くの人に影響を与える「インフルエンサー」が、職業として注目されています。全国の大学生200人に「芸能人とインフルエンサー」をテーマにした調査を実施したところ、憧れの職業は「芸能人」より「インフルエンサー」のほうが多いことが分かりました。
株式会社RECCOO(東京都渋谷区)が、同社が運営するクイックリサーチサービス『サークルアップ』に登録する大学1年~4年生を対象として、2023年9月に実施した調査です。
最初に、「テレビとSNS(YOUTUBEを含む)を見ている時間はどちらが多いですか」と聞いたところ、「SNS」と答えた人が大多数となった一方、「テレビ」と答えた人も17%いることが分かりました。
では、テレビよりもSNSに触れている時間が多いZ世代は、「芸能人とインフルエンサーのどちらに推しが多い」のでしょうか。調査の結果、「芸能人」を推している人が多数という結果になりました。テレビを見ている時間は短いながらも、芸能人には一定の魅力があることがうかがえます。
続いて、「もしなれるのであれば、芸能人とインフルエンサーではどちらになりたいですか」と聞いたところ、「芸能人になりたい」派は99人に対し、「インフルエンサーになりたい」派は101人とほぼ半々に。僅かの差ではありますが、インフルエンサーへの憧れが芸能人への憧れを超える結果となりました。
また、それぞれの理由として、以下のようなコメントが寄せられました。
【芸能人派】
▽芸能人の方がオーラを感じるから
▽世間に対する知名度が高いから
▽芸能人は昔からの憧れの人たちだから
▽インフルエンサーは一流ではない気がしているから
▽テレビで活躍すればSNSでも人気者になれるから
【インフルエンサー派】
▽仕事ではなく、自分の好きなことを発信していけるから
▽マーケティングの面でも強くなりたいから
▽芸能人よりも一般の人たちと距離が近いから
▽テレビは時代遅れで、これからはSNSの時代だから
▽事務所の強さなど能力以外のしがらみが大変そう