最近、どんな夢を見ましたか? 夢を見る頻度は「週に1回以上」が約4割

みなさんは、どのくらいの頻度で「夢」を見ますか。全国の10~60代の男女(睡眠障害の恐れがある人、睡眠課題の治療のため病院やクリニックを受診している人を除く)1200人に調査をしたところ、約4割の人が「週に1回以上の夢を見ている」ことが分かりました。また、最近見た夢の内容については、「推しや憧れの人に会える夢」「バンジージャンプなどを体験する夢」などさまざまな声が寄せられたそうです。

一般社団法人ウェルネス総合研究所(東京都渋谷区)が、「睡眠に関する意識と実態調査」と題して、2023年8月にインターネットで実施した調査です。

「夢を見る頻度」を調査した結果、「毎日」が12%、「週に数回程度」が30%となり、合わせて42%の人が「週に1回以上夢を見ている」ことが分かりました。

世代別に見ても、全年代において、「週に1回以上夢を見ている」人が約4割いることが判明。ちなみに、「15~19歳」(47%)や「50~59歳」(49%)が多く、半数近くとなっています。

また、「最近見た夢の内容」については、「芸能人が出てきた」「推しとキャッキャした」「バンジージャンプにチャレンジする場面」「某有名クリニックのCMを作る夢」「大学で留年する夢」「化け物に追いかけられる夢」など、さまざまな声が寄せられたそうです。

同研究所は、「私たちは、レム睡眠とノンレム睡眠の両方で夢を見ますが、レム睡眠中に見た夢は鮮明で記憶に残りやすいと言われています。もしかするとレム睡眠時に見ている夢なのかもしれません」と推察しています。

なお、64.7%の人が「睡眠の質を高めるためにはレム睡眠よりも深睡眠を多くとることが重要である」と答えていることから、「レム睡眠の重要性を理解していない」人が6割以上に上ることが浮き彫りになったといいます。

同研究所は、「“熟睡=質の高い睡眠”をとるためには深睡眠だけでなく、実は睡眠の後半に現れるレム睡眠の時間を確保することも重要とされています」とした上で、「脳のリフレッシュ効果など様々な研究が進むレム睡眠も十分に確保し、レム睡眠とノンレム睡眠を十分に確保することが、質の高い睡眠の条件です。こうしたことを理解することが、現代人の睡眠改善には重要かもしれません」と述べています。

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