「柴犬」は嫌われる!?散歩中、よその犬から避けられて…飼い主の嘆きに反響「柴犬あるあるです…」
日本の天然記念物であり、海外でも大人気の日本犬、柴犬。そんな柴犬の男の子、天(てん)くんと暮らす飼い主、 柴犬と猫のいるくらし(@shibainu_no_48)さんが投稿したポストに注目が集まりました。
「柴犬くん、散歩してても他のわんちゃんや散歩中の方に避けられる事が多くないですか??今日は夕散歩中、思いっきりUターンされてショックで物思いにふける柴犬(ほぼ4歳)と飼い主(37歳になったばかり)です 」
散歩中の柴犬は、他犬や道ゆく人から敬遠される……そんな衝撃の投稿に、同じく「柴犬」と暮らす人たちから共感と嘆きのコメントが殺到しました。
■「トラブル」の方から逃げてくれた!
「わかります。脇道に入られたり後戻りされたりいろいろ」
「柴犬って、他の犬種の飼い主さんから見たら近寄り難いのでしょうかね?」
「散歩中すれ違えるのは、ご近所の柴犬仲間の方々のみ。曲がり角でクルッと向きを変えられるコリーちゃんにプードルちゃんにチワワちゃん…。ちょっと悲しいけど、仕方ないんかなぁ」
小柄で愛くるしい柴犬は、SNSなどでも大人気ですが、実は、全犬種の中でもっともオオカミに近いDNAを持つと言われ、自立心が強く警戒心も強め。実際に散歩中の柴犬に吠えられた経験を持つ人からのコメントも寄せられました。
一方で、「相手側が怖がりさんとかヤンチャさんとか吠えたがりさんとか、色々事情は違うと思うので、悲観しなくてもいいと思いますよ。我が子が平和ならオッケー」と、Uターンする方にも切実な事情がある、という声も多く見受けられました。
「避けてくれる方がいいです。『ウチの子は大丈夫なんでー』って、グイグイ来られるのがいちばんしんどい」
「主さん気にしないで!無用なトラブルが逃げたと思いましょう」
こんな励ましの声もたくさん寄せられた「散歩中に他犬の飼い主さんから避けられることが多い柴犬」の切ない現実について、天くんの飼い主さんにお話を聞きました。
■「しっぽブンブン&ヒコーキ耳」の人間大好き柴犬
ーー「思いっきりUターン」した飼い主さんはどんなワンちゃんを連れていたのですか?
「小型犬だったように思います。飼い主さんは女性でしたが、頭の上に(怒)のマークが見えそうなほど、いら立った様子に見えました…」
ーー悲しいですね…。天くんが他犬に避けられる理由は思い当たりますか?
「わかりません…。ドッグランなどでも柴犬は敬遠されがちな犬種だという意見があるようですね。柴犬は頑固で気難しい、といった先入観があるのかなーと思います」
ーーお散歩中の天くんはいつもどんな様子ですか?
「すれ違う人や他のワンちゃん、野良猫や鳥などに興味深々です。天は4歳になるのですが、人間が大好きな人懐っこい柴犬です。ドッグランでも、自分の名前を呼んでくれたり、ボールを投げてくれる人には、しっぽをブンブン振ってヒコーキ耳で近寄ります」
■避ける側にも「いろんな事情」がある
ーー社交的なタイプの柴ちゃんなのですね。たくさんのコメントも寄せられましたが、「なるほど!」と思ったものはありましたか?
「避けてくれることでトラブルが一つ減った、避けるのはお互いのため、というコメントが印象深いです。柴犬や他のワンちゃんを避ける側の意見として、自分の犬が他の犬とうまく交流が出来ない、吠えてしまうためすれ違う方に迷惑をかけてしまうなど、致し方ない理由があるため、気を遣って避けている方もいる、Uターンする方すべてに悪意があるわけじゃない、ということに改めて気づけました。
今後また同じような状況になった際は、相手にも何か事情があるんだな、トラブルを避けてくれてお気遣いありがとうございます、と思うようにします。そう思えたのは、今回たくさん頂いた皆さんの温かいご意見のお陰です」
◇ ◇
飼い主とも微妙な距離を取りたがる「柴距離」や「拒否柴」など、柴犬は”可愛い”という言葉だけでは語れない魅力満載の犬種です。また、昔ながらのサムライ気質な柴犬もいれば、天くんのように社交的で人懐っこい柴犬もいます。
「飼い主との主従関係がしっかりするまでは、本当に手のかかる犬種だと思います。うちも散々噛まれましたし、夜吠え続けたこともあります。ですが、一度信頼関係が生まれると、『主人』と『かけがえのないパートナー』として、言葉がなくても伝わるような間柄になれるのが柴犬の大きな魅力だと思います」(柴犬と猫のいるくらしさん)
他犬や知らない人と交流出来なくても、理想の犬散歩とは違っていても、すべてのワンちゃんと飼い主さんが安心してお散歩を楽しめるのがいちばん、ですね。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)