大学生の6割弱「食材のムダを恐れて自炊を控えた」→「フードロス対策には高い料理スキルが必要」約5割

昨今、「フードロス」をなくす取り組みが広がり始めていますが、大学生のみなさんはフードロスについてどのような意識を持っているのでしょうか。都内で一人暮らしをしている大学生143人に聞いたところ、6割弱の人が「食材をムダにすることを恐れて、自炊を控えることがある」と回答したそうです。

全国農業協同組合連合会(JA全農/東京都千代田区)が、「若者のフードロスに関する意識調査」と題して2023年9月にインターネットで実施した調査です。

調査の結果、一人暮らしをしている大学生の67.2%が「フードロスを意識している」と回答。さらに、65.7%の大学生が「自炊を通じて食材を使い切れなかった・ムダにしてしまったことがある」と答えています。

具体的な理由としては、「食材を買いすぎて一人では使い切れなかった」(56.4%)が最も多く、次いで、「急な予定や外食が入ってしまって食材を使い切れなかった」(34.0%)、「冷蔵庫が整理整頓できておらず存在を忘れていた」(25.5%)、「調味料や小麦粉など使う機会が少ない食材を買ってしまった」(22.3%)といった回答が続きました。

また、57.4%の大学生が「食材をムダにすることを恐れて、自炊を控えることがある」と回答。一方で、53.9%の大学生が「フードロス対策には高い料理スキルが必要だと思う」と回答しており、食材をムダなく使うことには、料理の腕が必要であるため、料理初心者の学生にとってはハードルが高いと感じられていることがうかがえる結果となりました。

   ◇  ◇

このような背景からJA全農は若者に向けて、一人暮らし用の“極狭キッチン”でも、食材のムダを生まずに簡単に料理の腕が上がる「一人前」のレシピ集を公開しています。題して、「もったいない!東京1Kごはん」。

全農の管理栄養士・越野彩さんと料理家・松岡ゆり子さんが考案した、「身体をいたわって、必ず1つは野菜が摂れる」「加熱コンロは1つのみ」「包丁要らず」の条件を満たす、簡単レシピといい、フライパン1つで作れたり、野菜も手でちぎって入れたり、あっという間にできあがるレシピが用意されています。

▽「もったいない!東京1Kごはん」公式WEBサイトはこちら

https://dodontodonburi.com/1kgohan/

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