妊婦さんも赤ちゃんもイキイキ“映え写真”! 人気のヘアーメイクアーティストが手がける「家族写真スタジオ」

日本トップクラスのヘアーメイクアーティスト、優香(ゆか)さんは自身の妊娠を機にマタニティからファミリーに力を入れた専門の写真スタジオを作りたいと考えた。それがこの9月、東京・表参道にオープンした「Sereno la vita(セレーノラビータ)」だ。ポージングにも一工夫。わが子の素敵な“映え写真”が評判になり、パパ、ママの依頼が増えている。

■ヘアーメイクアーティストの経験を生かした写真スタジオ

キャリアは20年。これまでにニコルや佐藤栞、北乃きい、竹内豊、山崎育三郎など数多くの有名人やタレントのヘアーメイクを担当してきた優香さん。20社以上の広告やブライダル、テレビ、雑誌、ショーなどでも幅広く活躍してきた。

そんな背景もあり周りからは「優香さんプロデュースなら、おしゃれな写真が期待でき、ポージング一つとっても差別化してくれそう」と期待され、オープン前から写真スタジオは評判になっていた。

今回のような家族写真中心のスタジオを思いついたきっかけは自身の経験だった。「私自身が妊娠し、ママになるので、結婚式での新郎新婦からはじまり、パパ、ママになって続いていく大切な家族の思い出や日常の瞬間を写真で残したいと強く思うようになりました」という。

■人生の大切な瞬間を残す高品質の“映え写真”を提供

写真スタジオは人気のエリア、東京・表参道にこだわり、おしゃれなビルの一角に構えた。スタジオ内にはシンプルにも華やかにも演出できる3面型の可動壁面を設置。また、バックステージをイメージしたメイクアップ台も置かれ、これが目を引く。「撮影前からワクワクするような環境や空間を提供したかった」と優香さんは話す。

事前打ち合わせではヘアーメイクから衣装、小物類、撮影場所などの相談にも事細かく乗ってくれ、ポージングにもこだわり、被写体がもつ独自の美しい、あるいは愛らしい表情を引き出す工夫も忘れない。

■独創性のある「マタニティフォト」が話題に

自身が妊婦になったことからファミリー写真の原点ともいえる「マタニティフォトはぜひ、残してほしい」と提案。妊娠してパパやママになる喜びを写真に表現できればと、特にマタニティフォトには力を入れている。

最近ではSNSなどでマタニティフォトを発信するセレブも多く、その影響もあってか、一般の妊婦さんのマタニティ撮影希望者も増加傾向にある。なかでも、7カ月ぐらいからのおなかの大きさが目立つようになってからの撮影希望が多いようだ。なかには「直接、おなかを見せるのは恥ずかしい」という声もあり、そんな場合はドレス姿でのマタニティ撮影なども提案している。

これがまた絵になると好評。実際、妊娠8カ月で撮影に臨んだ女性は「構図にも一工夫してくれ、素人なのにグラビアのような出来映えに大満足」と語ってくれた。また、妊婦姿からスタートして2人目、3人目の子どもを伴い、おなかの赤ちゃんと一緒に記念撮影する女性もいる。

■日本でも依頼が増えつつあるのが「ニューボーンフォト」

また優香さんは欧米で人気になっている「ニューボーンフォト」にも力を入れている。これは生後3週間までの新生児の自然な姿を写真に残すもの。「生まれたばかりの赤ちゃんが胎児時代の面影を連想させるようなポージングをしてくれる」のが魅力で、その時期しか残せない貴重な赤ちゃん写真だけに「ママやパパは見逃してほしくない写真」という。

■11月は七五三の季節。撮影依頼が急増

ファミリー写真では、お宮参り、百日祝い(お食い初め)、七五三、卒園・卒業、入園・入学、成人式など記念日に撮影依頼する人は多い。ちなみに、もうすぐ七五三の季節。写真撮影は、お宮参りをする11月15日前後が一般的のようだが、優香さんのスタジオでは、お子様ヘアーメイク・着付け・ヘアチェンジ・衣装2着の「七五三プラン」(写真20カット)を用意。10月に入り、七五三用の撮影依頼も増える一方のようだ。

晴れの日に、プロの手による思い出の写真はいかがだろうか。ひと味違う仕上がりになること間違いなしだろう。

   ◇   ◇

▽「Sereno la vita」(セレーノラビータ)

東京都港区北青山3-5-30アニヴェルセル表参道2F(東京メトロ表参道駅A2番出口より徒歩1分、A1番出口より徒歩2分)

TEL:03-4500-7850

営業時間:11:00-19:00(火曜定休)

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