明治チョコレートの窓抜きパッケージ→印刷に変更、理由は? 1年前から順次、ネット民驚き「銀紙がリアル」「コスト削減?」
明治の人気商品「ストロベリーチョコレートBOX(26枚入り)」のパッケージが変わったと、SNSで話題になっている。窓抜きパッケージで中身が見える仕様だったが、いつの間にか印刷に変更。一見すると、同じデザインのため、変更に気付きにくそう…! X(旧ツイッター)上には新しいパッケージを撮影した写真や動画が拡散されており、「銀紙がリアル」「全く分からなかった」といった驚きの声のほか、「(量を減らして実質的に値上げする)ステルス値上げをするために中が見えないようにするため?」「コスト削減かな?」と推測する人もいた。
長野県在住の女性(26)も投稿した一人。子どもの頃からストロベリーチョコレートに親しんでおり、社会人になってからも仕事に持って行っているという。「かさばらないし、ゴミもあまり出なくていいんです。食べると口の中でとろける食感も好きです」と話す。
パッケージの変化には10月中旬にふと、気付いた。Xに写真と動画を投稿すると反響は広がり、変更理由の推測合戦に。「私自身も製造業なので、工程が一つなくなるだけでも効率化できることは想像できます。返信欄にも『品質保持のためでは?』などの声が多かったです」とする。
■明治に理由を尋ねると…
販売元の明治によると、窓抜きパッケージ商品は1年ほど前から順次切り替わっているという。対象商品は①明治ストロベリーチョコレートBOX、明治抹茶チョコレートBOXが昨年8月から②チョコレート効果72%(26枚入り)、チョコレート効果86%(同)が昨年9月から③明治ミルクチョコレートBOX、明治ブラックチョコレートBOX、明治ハイミルクチョコレートBOXは今年9月から-という。
窓抜きパッケージではなくなった理由について、明治は「当社はお客さまの『おいしさ・楽しさ』の世界を広げることを理念として、事業活動に取り組んでおります。お客さまに、おいしさ、楽しさ、をお伝えできるパッケージデザインを常に検討しております」と具体的には説明しなかった。一方、デザインを変えなかった点については「封入品がどのようなものであるかを、親切かつおいしそうにお伝えしたいと考えました」とした。リアリティを追求し、チョコレートの銀紙の発色にもこだわったという。商品価格や枚数は変わっておらず、ステルス値上げやコスト削減の意図はないという。
(まいどなニュース・山脇 未菜美)