線路でずぶ濡れ、弱った子猫を保護→先住猫が温かく歓迎「ミルクがぶ飲み、激しくじゃれる甘えん坊に」
■その子猫は私に任せて!
うたくん(オス・生後4ヶ月)の物語は、2023年8月に始まった。ある雨上がりの日、30℃以上の暑さの中、宮崎県在住の臼井さんは買い物に車で向かっていた。途中、線路のそばでずぶ濡れになり、弱っている子猫を発見したという。
「すぐに近くの駐車場に車を停め、急いでその子猫を保護しました。近くに親猫がいないことを確認し、子猫を車に乗せて家に連れて帰りました。里親の選択も考えましたが、先住猫のくぅが『任せて!』と言っているような気がして、この子猫を家族として迎え入れることに決めました。」
■男の子だった
初めは弱っていたうたちゃん。数日後には元気を取り戻し、食欲旺盛になった。ご飯をたくさん食べ、ミルクをがぶ飲みし、お姉ちゃんたちに飛びかかる元気いっぱいの子猫。くぅちゃんが面倒を見てくれているものの、うたちゃんの活発な性格には毎日振り回されているという。
うたちゃんという名前は、最初は女の子だと勘違いされ、甘えて鳴くことが多かったため、「うたちゃん」にした。後に男の子だと分かったが、「うたくん」でも十分可愛いということになったそうだ。
臼井家にはくぅちゃん、福ちゃん、うたちゃんと3匹の猫がいる。最近は食事をうたちゃんに取られないようにコソッとくぅちゃんと福ちゃんが隠れて食べている。
「3匹も猫がいると猫中心の生活になりました。猫が困るといけないので、どこか行くにしても2人ではなるべく行かずに、1人は家にいるようにしています。毎日とても賑やかで面白いです。」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)