「猫さん、どうした?」病院後、ハァハァと目がまん丸に 「もう痛いことないよ安心して」この後、どうなった?
「どうした?」
病院から帰宅した後、口を開けて驚いたようなお顔の猫の動画がInstagramで注目を集めました。
投稿したのは、飼い主さん(@pochi.neco)。動画の猫は、スコティッシュフォールドのポチくんです。1歳半の男の子。ポチくんは、今年3月に腸重積(ちょうじゅうせき)を患い手術をしたとのこと。半年経ち、ふんに異変があり、急きょ病院へ。検査の結果、問題なかったようですが…帰宅後、しばらくミャーミャー鳴きながら歩き回り、リビングのガラステーブルの上に乗った際に驚いたようなお顔でじっと見つめてきたそうです。初めて見た表情だったこともあり、動画を撮影したといいます。
そんなポチくんの様子に「病院に行って緊張しちゃったんだよね?」「もう痛いことないよ安心して」「早く落ち着くようにそばにいてあげて」と励ましのコメントが多数寄せられています。
■「うちも先日病院連れて行ったとき口呼吸になってました 病院行ってハアハアしちゃう子多いみたいですね」
「どした?どした?」
「病院に行って緊張しちゃったんだよね?検査結果、異常がなくて良かったです」
「かなり興奮状態ですね 大丈夫だよ もう痛いことないよ安心して」
「うちの子もびっくりしたりすると口呼吸になることありました
当時、病院の先生に質問したところ心臓に負担かかるらしいので、早く落ち着くようにそばにいてあげてください~」
「うちも先日病院連れて行ったとき口呼吸になってました 病院行ってハアハアしちゃう子多いみたいですね」
病院が苦手なポチくん。帰宅して、病院のことを思い出して少し興奮してしまったのでしょうか…? 飼い主さんに聞いてみました。
■ミャーミャー訴え、ウロウロ歩き回る猫 ガラステーブルに乗って驚いたような表情に
──今回、SNSで驚いたようなお顔に注目が集まったポチくん。病院から帰宅後のことを教えてください。
「玄関に近づくとキャリーケースの中でバタバタし始めたので、玄関に入ってすぐに廊下でキャリーケースを開けました。すると、ピュンっとポチが出てきたんです。出てくるなり、私の目を見て、時折舌を出しながらミャーミャーと訴えて、ウロウロ歩き回っていました。普段見ない表情と行動に私も困惑しながらも、頑張ったご褒美におやつをあげるといつも通り私の膝に座り、ペロッと食べましたが、しばらく落ち着かない様子で。その後、リビングのガラステーブルの上に乗った時の様子が今回の動画となります」
──ポチくんのお顔をご覧になって驚きましたね。
「そうですね。長い時間に感じましたが、5分ほどの出来事でした。初めて見た表情だったので、困惑したのと同時に『なんで僕を病院に連れてったんだよ~。何ともなかったじゃないかぁ~』『もう病院なんて行かないにゃ~』って言われている気がしたし、『早くご褒美のおやつぅ~』と言ってるような気がしました。心配する気持ちもあったのですが、ガラステーブルに乗った時点では面白い表情だなと思ってしまいました。ただ、インスタにアップして皆さんから口呼吸のことや、心臓に負担がかかるといったコメントをいただき、大変反省をしました…」
■半年前に腸重積で手術を受けてから病院が苦手!
──とはいえ、病院で診てもらい問題がなくて良かったですね。ポチくんは、半年前に腸重積で手術をされたとか。
「はい。3月28日の夜間に急に嘔吐し始め、心配だったので救急病院に行ったところ、腸重積と診断されました。手術をしない場合は腸が壊死し、死んでしまう、と言われ、緊急手術に。手術では、壊死した腸を切除し、腸をつなぎ合わせ、何とか一命を取り留めました。そこからポチの腸内環境正常化を目指し、いろいろな対策をし元気を取り戻したこの半年だったのですが…今回急にうんちの調子が悪くなり、心配で心配で通院をし、様々な検査をしてもらったんです。ただ検査の結果、大きな問題はなく、様子見となりました」
──動画の後、ポチくんは落ち着いた?
「動画の後は普段通りになりました。おそらく手術でポチはとても怖い思いをして、入院期間もあったので、病院は嫌いでいつも震えています。手術後にも何度か通院していましたが、今回のように舌を出して興奮したのは初めてでした」
──そんな苦手な病院で頑張ったポチくん。普段はどんな猫ちゃん?
「壁けりをしながら部屋中を走り回る、びびりでやんちゃ、少し神経質なポチくん。猫が大好きな段ボール箱には入りませんが、毎朝の体重測定では自ら箱に入ってくれます。モコモコな素材は好まず、ツルっとした固い素材が大好きです。とにかくいつもミャーミャー目を見て話しかけてくれますが、近づくと逃げます。でもおやつを食べる時は、私の膝に乗って甘えますね。また朝は起こしに来てくれて、キッチンで洗い物をしていても、身支度をしていても20センチくらい距離を置いて、ジッと見守ってくれます。私のことは大きい猫だと思っているようです(笑)」
半年前に腸重積を患い手術を乗り越えたというポチくん。苦手な病院から帰った後、飼い主さんが心配していましたが…検査結果も問題なく落ち着いて良かったですね!
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)