「優しい指定席」で寄り添う柴犬 認知症で寝たきりのひぃばあちゃんの足元に…「健気に見守ってる姿が尊い」

「柴犬とひぃばあちゃん(91歳)が再会。優しい指定席」

ひぃばあちゃんと再会した柴犬が見せる優しいまなざしや、そっと足元に寄り添う姿を映し出した動画がYouTubeで話題になりました。

動画を公開したのは、2匹の柴犬と暮らすご夫婦「シヴァ犬こむぎっす-KOMUGI」さん。ママさんのひぃばあちゃんと2匹の柴犬が実家で再会した時の様子を撮影したもの。柴犬は、兄柴のこむぎくん(3歳)と姉豆柴のわらびちゃん(1歳)といいます。

こむぎくんたちがひぃばあちゃんと初めて会ったのは、ママさんが妊娠の報告をするため実家に足を運んだという5カ月前。中でもこむぎくんは、認知症で寝たきりのひぃばあちゃんのそばからずっと離れませんでした。その後、ひよりちゃん(5カ月)が生まれ、今回久しぶりの再会でした。

ひぃばあちゃんのことをこむぎくんたちはしっかりと覚えていたようで、今回もひぃばあちゃんのそばに寄り添い離れなかったこむぎくん。そんなけなげな姿に心打たれる人が続出し、たくさんのコメントが寄せられています。

■「決して興味本位で近づいている訳じゃなくて愛情がひしひしと伝わってきました!」

「こむぎくんはひいおばあちゃんが大好きなんだよね 5ヶ月前も静かに近くで見守ってたけど今回もひいおばあちゃんに負担をかけないようにでも近くで優しい眼差しで見守ってる姿が尊いですね」

「久しぶりに会うひーばあちゃん そっと寄り添って優しく手を舐めていましたね なんて優しく健気なこむちゃん!涙が出ちゃう」

「こむぎちゃんの優しさに感動しました。きっと動けないおばあちゃんを守ってるんだと思います。泣きました!」

「決して興味本位で近づいている訳じゃなくて愛情がひしひしと伝わってきました!」

「今回は足元が指定席になって静かにおばあちゃんを見守っているのがすごいと思いました!」

多くの人を感動させたこむぎくんの優しいまなざし。ひぃばあちゃんと再会したこむぎくんたちを撮影したママさんにお話を聞きました。

■再会したひぃおばあちゃんに柴犬がペロペロ…愛情表現!

──ひぃばあちゃんは91歳で、認知症とのこと。

「中程度の認知症で、目もかなり見えていないですし、1人で立って何かをしたりはできないので寝たきり状態です。なので、家にいる際は介護士の母が世話をし、母が仕事に行く場合はデイサービスを利用しています」

──動画では、ひぃばあちゃんがデイサービスから戻ってくるのを待ち焦がれるこむぎくんの姿が映っていました…。

「ひぃばあちゃんがいない時は机の下や私の部屋のベッドで寝たり、窓を眺めたりしています」

──戻ってきた時のこむぎくん、とってもうれしそうでした。

「再会した時は、ベッドの周りをうろうろしてから少しずつ近づき、ベッドに上がるとひぃばあちゃんの顔の近くまで行って鎖骨や手ををぺろぺろしてこむぎなりのあいさつをしていましたね」

──やはり、ベッドの足元にはこむぎくんの姿が…ひぃばあちゃんを気遣うように足元にいる様子はまさに「優しい指定席」。ひぃばあちゃんはこむぎくんがいるのを気付いていた?

「『足元に誰かいるの?』と気付いてひぃばあちゃんが聞く時があるので、『こむぎがいるよ』と返事しています」

こむぎくんたちと再会できたひぃばあちゃん。こむぎくんたちと初めて会った時のことは忘れてしまったようだとのことですが、こむぎくんは変わらず手をなめて愛情を表現したり、ずっと足元にいて寄り添ったりと…きっとひぃおばあちゃんの心のどこかに伝わっているはずです。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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