近年、膨大なメモリ容量を有するようになったものの同時に小型化が進み、収納方法が悩ましくなりつつあるSDカード。

今、SNS上ではそんなSDカードの画期的な収納方法が大きな注目を集めている。

「最近SDカードの置き場所に困っていたので3Dプリンターでトースター型のSDカードホルダーを印刷してみました。レバーを下ろすとSDカードが出てきて取り出せます。ミニチュアで可愛いです。」

と件の収納方法を紹介したのは現役高校生の「高校生の電子工作日記」さん（@hdiv6xeWxcLUS51）。

3Dモデル共有プラットフォーム「Printables」で公開されているデータ「SD Card Toaster Print In Place」を元に3Dプリンターで作成したというこのSDカードホルダー。レバーを押すと食パンが焼き上がったかのようにSDカードが飛び出すというユニークな仕様に、SNSユーザー達からは

「これは天才！！DAISOとかで100円じゃない枠で売って欲しい」

「可愛い　SDカード本体の色がブラウン・ホワイトの食パンカラーだと最高ですね」

「凄くいい。でも、マジれすすると、こっちの方が置き場所取るｗ」

など数々の驚きの声、称賛の声が寄せられている。

高校生の電子工作日記さんに話を聞いた。

ーーこのSDカードホルダーを作ろうと思われた経緯を。

高校生の電子工作日記：最近SDカードの置き場所に困っていて何か3Dプリンターでいい物を作れないかと思い、色々なフリーサイトを見て探したところこのデータが一番面白く便利だったので作りました。

ーー実際の作成に苦労した点は。

高校生の電子工作日記：色々なサイトを見て、出来るだけ面白いものを探すのに苦労しました。印刷は昔だと苦労したと思うのですが、もう馴れたのであまり苦労せずに一発で成功しました。これは印刷速度や密度、フィラメントの管理などが良かったからだと思います。

ーー反響への感想を。

高校生の電子工作日記：投稿の反響は凄くよく、「可愛い」や「面白い」など色々な意見を頂きました。3Dプリンターを使えばこういう面白くて便利なものが作れるという事を多くの方に知ってもらえて嬉しいです。この投稿を見て、3Dプリンターに興味を持ってくれる人がいるといいなと思います。

◇　◇

高校生の電子工作日記さんの取り組みは3Dプリンターを駆使することで生活が豊かになった好例。以前は高価だった3Dプリンターも、近年では家庭用モデルなら3万円程度から購入できる。ご興味ある方はぜひ導入をご検討いただきたい。

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）