タイムズクラブ会員5342人が答えた交通事故のリアル 事故にあった経験があるのは6割

パーク24株式会社(東京都品川区)は、同社が運営するドライバー向け会員制サービス『タイムズクラブ』の会員5342人を対象とした「運転中の事故」に関するアンケートの結果を発表しました。調査によると、6割の人が「クルマに乗車中、事故にあったことがある」と回答しました。また、事故にあったときの状況は、加害(単独含む)側は「直進時」が最も多くなったのに対して、被害側では「停車時」が最も多くなったそうです。

調査は、同社が運営するドライバー向け会員制サービス『タイムズクラブ』の会員5949人を対象として、2023年8月~9月の期間にインターネットで実施されました。

調査によると、60%の人が「クルマに乗車中、事故にあったことがある」と回答。これを免許取得経過年数別で見ると、「1年未満」(19%)の人はおよそ5人に1人、「10年以上」経過している人は半数以上が事故にあっていることが分かりました。

さらに、「事故にあったことがある」と答えた3213人に「事故の種別」を教えてもらったところ、「加害(単独含む)側」が37%、「被害側」は31%、「どちらとも」が32%という結果となりました。

これを免許取得経過年数別に「加害(単独含む)側」と答えた割合を見ると、「30年以上」経過している人が29%であったのに対して、「1年未満」の人では76%と、免許を取得してからの年数が短い人ほど「加害(単独含む)」の比率が高くなっていることが分かりました。

また、「事故にあったときの状況」については、加害(単独含む)側は「直進時」(31%)が最も多いのに対して、被害側は「停車時」(54%)がダントツとなりました。なお、警察庁が発表している2022年の交通事故件数でも「追突事故」(31%)が最も多くなっており、右左折やバックといった複雑な運転操作が必要ない「直進時」であっても、十分な注意が必要であることが分かる結果となっています。

そこで、「事故を起こさないための対策」を複数回答で答えてもらったところ、右左折時の安全確認」(77%)、「クルマ周囲の安全確認」(73%)、「危険予測(かもしれない運転)」(70%)などに回答が集まったほか、「運転操作への集中」「交差点付近での徐行」「十分な車間距離の確保」(いずれも57%)といった回答も挙げられています。

なお、「事故を起こさないための対策」を「加害事故を起こしたことがある人」と「事故経験がない人」とで比較すると、全ての項目で「事故経験がない人」のほうが比率が高くなっており、特に「十分な車間距離の確保」では、「加害事故を起こしたことがある人」の47%に対して、「事故経験がない人」では62%と15ポイントの差が見られ、「事故経験がない人」のほうが注意深く事故対策をしている人が多いことがうかがえたそうです。

   ◇  ◇

調査を実施した同社は、「加害事故は注意することで防ぐことはできますが、被害事故は対策をしても防ぐことは難しい側面があります。一人一人が十分な注意を払うことが事故を未然に防ぎ、事故のないより良いクルマ社会につながります」と述べています。

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス