2023年も残りわずかとなり、近づく忘年会シーズン。忘年会といえばカラオケが定番ですが、歌いやすい曲を探している人もいるのではないでしょうか。『EYS音楽教室』の運営を行う2nd Community株式会社（東京都渋谷区）が実施した調査によると、ボーカル講師が選ぶ誰もがカラオケで歌いやすい楽曲の第1位は「マリーゴールド（あいみょん）」だったそうです。 

調査は、「EYS音楽教室会員および講師のカラオケに関する意識調査（2023）」と題して、同教室ボーカルコース会員の10～70代の男女156人と、20～60代の講師の男女25人を対象に、2023年10月にインターネットで行われました。

まず、ボーカル教室生徒に対して、「カラオケに行く頻度」について答えてもらったところ、最も多かったのは「1ヶ月1回程度」（26％）でした。次いで「3ヶ月に1回程度」（20.7％）、「2週間に1回程度」（14％）、「半年に1回程度」（13％）と続いたほか、週に1回以上カラオケに行く人も12.4％いたことが分かりました。

また、「カラオケは忘年会の定番だと思いますか」という質問に対しては、約半数の45％が「そう思う」（そう思う：13.6％、どちらかといえばそう思う：31.4％）と回答しました。

次に、「DAMカラオケランキング」2023年上半期ベスト10・最新月間ランキングの中で「忘年会でカラオケに行くなら歌いたいと思う楽曲」を複数回答で答えてもらったところ、1位は「マリーゴールド（あいみょん）」（50票）でした。次いで2位は「『【推しの子】』アイドル（YOASOBI）」（45票）となり、以下、「ドライフラワー（優里）」・「『新世紀エヴァンゲリオン』残酷な天使のテーゼ（高橋洋子）」（ともに43票）、「サウダージ（ポルノグラフィティ）」（39票）と続きました。

では、講師が考える「生徒含め誰もが歌いやすい楽曲」とは何なのでしょうか。前述と同様の選択肢を元に答えてもらったところ、1位は生徒の回答と同様「マリーゴールド（あいみょん）」（32票）となりました。同教室の講師は「この曲は最高音がそんなに高くなく、地声で出せるためおすすめです」と述べています。続いて2位は「水平線（back number）」（20票）、3位は「時の流れに身をまかせ（テレサ・テン）」（19票）となった一方、生徒側の回答で2位だった「 『【推しの子】』アイドル（YOASOBI）」は、講師の回答ランキングではベスト10から外れ12位（3票）となりました。

また、「歌うのが難しい楽曲」を、同様の選択肢を元に答えてもらったところ、最も多く回答を集めたのは「『【推しの子】』アイドル（YOASOBI）」・「唱（Ado）」（ともに22票）でした。そのほか、「青と夏（Mrs. GREEN APPLE）」（10票）、「シンデレラボーイ（Saucy Dog）」・「怪獣の花唄（Vaundy）」（ともに6票）といった楽曲が上位に挙がりました。

さらに、同様の選択肢の中で「練習することで劇的に上手くなりやすい楽曲」についても答えてもらったところ、1位「マリーゴールド（あいみょん）」（17票）、2位「さよならエレジー（菅田将暉）」（10票）、3位「ドライフラワー（優里）」（9票）となり、共通してバラードの楽曲が上位を占める結果となりました。

最後に、K-POPが好きと回答した生徒37人に、「K-POPの中でも特に忘年会で歌いたいと思う曲」を答えてもらったところ、2位に大きく差をつけて「Dynamite/BTS」（17票）が1位に。次いで2位は「STAY/ BLACK PINK」（4票）、3位には「OMG/#NewJeans」・「FEARLESS/ルセラフィム」・「ELEVEN/IVE」（ともに3票）が並びました。