カレー店の店主、使い込まれた「木ベラ」に感謝、3年後の変化に驚き

「3年くらい使ってほぼヘラの部分が消失した木ベラ、使用前と使用後はご覧の通り。何千個の玉ねぎを炒めてくれたことか。ありがとね」

投稿されたのは、本当に同じものなのかと疑ってしまうほど形が変わってしまった木ベラです。料理の炒め物などに使う調理器具です。投稿した人はカレー店を営んでいます。そこまで使うのか…と圧倒されますね。

「ヘラも本望」

「ここまで擦り切れるものなのか…」

「道具も幸せ」

「隠し味、木ベラ少々」

東京都文京区でカレー店を営む、根津カレーLucky(ラッキー)(@NezuLuckyCurry)さんにお話を聞きました。

ーーこちらの木ベラはもうさすがに代えないといけないな…と思ったのですか?

「実は1年前にもう代えないといけないなと思ったんですが、なかなか捨てられずにずるずると使っていました。先日、かっぱ橋の道具屋さんでいろいろ買物したついでに木べらも買ったんですが、帰ってから新しいそれと比較したらその違いに愕然としました。限界を超えていました(笑)」

ーー1日何時間くらい玉ねぎを炒めるのでしょうか?

「玉ねぎは季節で水分量が違うのですが、だいたい90分から2時間くらいは炒めていると思います」

ーーそれはすごい。根津カレーLuckyさんのおすすめは?

「うちで人気のメニューはカツカレーと、カレーとルーロー飯の合いがけです。

3年ほど前からルーロー飯もやり始めたんですが、今ではこれ目当てに来店されるお客さまも多いです」

ーーカレー店をオープンしたきっかけは?

「カレーライスが好きだったのが前提ですが、東京藝大に近く学生たちと親しくしていたので店内の壁をギャラリーのように使ってくれたら楽しいなと思いました。お客さまに口も目も悦んでもらえるお店にしたかったんです」

根津カレーLucky(ラッキー)さんは「根津は素敵な場所、素朴なものに溢れた街です。美味しいお店もたくさんあります。ぜひ、多くの方にこの街を訪れていただき楽しんでもらえたらうれしいです。その中の数名でも当店に立ち寄り、カレーと絵画を楽しんでくだされば望外の喜びです」と話してくれました。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・今田 哲平)

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