パチンコで多額の借金→それでもやめられない人が約8割 “依存”の深刻さを示す50人の切実な声と実情
パチンコ店は全国に約7000店舗以上もあり、身近なギャンブルとして根強い人気がある一方、ギャンブル性が強いこともあり、借金や依存症の問題も指摘されています。そこで、パチンコで借金をしたことがある全国の男女50人に、「借金をした総額」を聞いたところ、半数以上の人が「100万円以上」と答えました。また、パチンコをやめたいと思っているものの、それでもやめられない人が約8割いたことが分かりました。
債務整理・借金問題の情報メディア『債務整理SOS』を運営するホワイトベアー株式会社(東京都渋谷区)が、2023年11月にインターネットで実施した調査です。
「パチンコが原因で作った借金の総額」について聞いたところ、「100万円未満」が23人、「100万円~300万円」が18人、「300万円~600万円」が6人、「600万円~900万円」が3人という結果に。半数以上がパチンコによって100万円以上の借金を抱えたことが分かりました。
また、「パチンコをやめたいですか」と聞いたところ、13人は「やめたい」、28人は「やめたいけどやめられない」、9人は「やめようと思わない」と答えました。パチンコをやめたいと思っている人は全体の約8割いた一方、やめたくてもやめられない人がいかに多いかが分かる結果となりました。
パチンコで作った借金が50万円という34歳の女性は、ハマったきっかけは「彼氏の付き添いでビギナーズラックになってから」といい、「完済できそう。パチンコをやめたい」と述べています。
一方、パチンコで作った借金が120万円と答えた35歳の男性は、ハマったきっかけは「暇つぶし」といい、「完済できそうにない。パチンコはやめたいけどやめられない」とコメントしています。