令和のラブホに「五右衛門風呂」が!? 森の中に並んだドラム缶、しかもケロリン洗面器…露天風呂ならぬ"野天風呂"が話題に

ラブホテルに設置された"野天風呂"がSNS上で大きな注目を集めている。

「ここ、ラブホなんだぜ」と件のラブホテルを紹介したのは、「昭和ラブホ愛好家」として活動するゆななさん(@yunaaaa_a)。

鬱蒼と茂った森の中に二つ並んだドラム缶。蛇口やシャワーノズルがあるので、これはお風呂に違いないのだが、まさか令和の世に古の五右衛門風呂に出会おうとは。

投稿に対し、SNSユーザー達からは

「これいいなあ。しかもケロリン洗面器!」

「ドラム缶風呂!?温泉etc.は知ってますが露天風呂、それもドラム缶風呂とは!」

「漢らし過ぎんか?筋骨隆々の猟師専用やろ?」

など数々の驚きの声が寄せられている。

■投稿者さんに聞いた

ゆななさんに話を聞いた。

ーーこのラブホテルを訪問された経緯は?

ゆなな:取材依頼をいただいたのがきっかけです。栃木県足利市のホテルKIリゾートさんで、事前にホームページを拝見していたら、野天風呂のプロモーション動画を発見し「え…なにここ!?この部屋に入室したい!」と思い、野天風呂がある501号室に宿泊しました。

ーー野天風呂の感想を。

ゆなな:まさにドラマやアニメで見るようなドラム缶風呂で、すごくテンションが上がりました。しかも私はドラム缶風呂が初体験だったので「まさかラブホで体験することになるとは(笑)」という、ちょっと不思議な感覚でした。しかも置いてある洗面器はケロリン!「露天風呂」ではなく「野天風呂」というネーミングセンスもたまりません。最近のラブホはシンプルな内装が多いですが、このように遊び心ある設備をつくっていただき感激しました。

ーーホテル内外の環境やサービス内容は?

ゆなな:野天風呂だけでなく、露天風呂や岩盤浴がある部屋もあり多種多様です。戸建て形式なので、他のお客さんと鉢合わせすることなくプライバシーが保たれていて安心できる場所でした。フードメニューも豊富で、ラブホ飯とは思えないほどクオリティーが高くて驚きました。

そして敷地がとにかく広い!今の季節は敷地内がイルミネーションで装飾されておりとても綺麗で見ごたえがあります。春は桜の見える部屋もあるそうです。

ーー投稿への反響は?

ゆなな:「ここラブホなの?」「行ってみたい!」という声が多く寄せられ、ラブホ文化を発信している身としてはとてもうれしかったです。「ケロリン洗面器だ」「東芝の扇風機に目がいった」などの声もあり、皆さん意外と細かいところまでしっかり見てくださってるんだなと感じました。

「野天風呂」なので、外にあるの?と思われる方も多いかもしれませんが、部屋の外にテラスがありそこにドラム缶風呂が設置されています。まわりは簾で囲まれているのでご安心ください(笑)。

◇ ◇

野天風呂以外にも和風から洋風、シンプルからデラックスまでさまざまなタイプの部屋があるホテルKIリゾート。もちろんご休憩から利用できるので、ご興味ある方はぜひ足を運んでいただきたい。

【ゆななさんプロフィール】

昭和ラブホ愛好家。北海道~沖縄まで全国130軒以上の昭和ラブホを巡り魅力を発信中。今年4月、魅惑的なラブホのベッドやお風呂、いい昭和ラブホの探し方などを語るコラムの他、ラブホオーナー等へのインタビューをつづった初の著書『回転ベッドを追いかけて』(hayaoki books)を上梓。

【ホテル KIリゾート 関連情報】

所在地:〒326-0843 栃木県足利市五十部町1653

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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