志村けんさんやハリー・ポッター、有名人を投影する話題の「ダンボール影アート」の行く末に衝撃!?

「テレビ局:是非作品をスタジオで生披露して貰えませんか?

 僕:すみません。今は娘のおもちゃになっていて。

 テレビ局:え!?!?!?」

会社経営の傍ら、趣味でアーティスト活動を行っている「黒主くん」こと黒主厳太さん(@kuronushi_)。

ダンボールを使って、志村けんさん、『ハリー・ポッター』(主演:ダニエル・ラドクリフさん)といった有名人の方などを壁に投影させる、“ダンボール影アート”(商標名)などの作品が人気の黒主さん。実際、作品のモデルとなったジョニー・デップさんご本人からいいねが付いたり、TikTokで『ハリー・ポッター』の作品を紹介したところ再生数が3億回以上、いいねが3000万を突破するなど、たくさんの注目を集めています。

今回は、そんな素晴らしい作品のその後をX(旧Twitter)に紹介。その意外な姿に別の意味で話題になりました。

テレビ局から、作品の生披露を依頼された黒主さん。しかし、黒主さんは平然と答えます。

「今は娘のおもちゃになっていて」

投稿された写真を見るとびっくり!

あの素晴らしい作品を生み出していたダンボールが、なんとも変わり果てた姿に…。

驚きの光景にリプ欄にもたくさんの反響がありました。

「可愛いクラッシャー」

「創造神vs破壊神」

「見るだけでなく乗っても楽しめる作品」

「これも芸術ですね」

「素晴らしいオチw」

「でもテレビで披露するより子供に喜んで貰える方が親としては嬉しいですもんね!」

1歳になり、まさにやんちゃ盛りの黒主さんの娘さん。黒主さんによると、これまで制作してきたダンボール影アートの作品は、すべて娘さんの遊び道具になっているとか。

「もちろん作品は崩壊してます(笑)」(黒主さん)

ダンボールを手でちぎっては、接着剤で貼り付けていく作業を繰り返しながら作品を造っていくという黒主さん。箱を動かす前と動かした後で別々の模様を作らなければならず、さらに人物の目や鼻・口のパーツの位置が数ミリでもズレてしまうと、まったく違う顔になってしまうため、影ができる位置を把握しながら、徐々に作品を完成させていかなくてはなりません。

それほど苦労して作り上げた作品にもかかわらず、できた直後に壊されてしまうというのは、さぞショックなのでは…とも思えてしまいます。ですが、黒主さんによると「娘が可愛いのでいつも許してしまいます」とのこと。

実際、黒主さんのXには、作品の完成直後に娘さんがやってきて一緒に戯れる動画も公開されています。娘さんに作品をめちゃくちゃにされても怒ることなく、微笑んでその姿を見つめる黒主さんのまなざしに、父親としての優しさがうかがえますね。

  ◇  ◇

「子ども向けのおもちゃの製造・販売」と「人材関係」、2つの会社を経営されながら、アーティストとしても活躍されている黒主さん。

美大に通ったり、アート系の勉強をしたりした経験は一切なく、作品づくりのノウハウはすべて独学で身につけたそう。「アートに興味がない人にも、アートの面白さを伝えたい」という思いから、歯磨き粉やダンボールなど、身近なものを使って作品を造っているといいます。

今後についても、「みんなが馴染みのあるものを使ってアート作品を造っていきたい」と思いを語られました。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))

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