出産祝いの絵本の中に見知らぬ1冊→出版社名「神無月社」 弟夫婦のサプライズに感激「センスいい」
出産祝いにもらった絵本にまつわるエピソードが、「センスいい」とSNS上で話題になっている。投稿主は、今年10月に出産した東京在住の女性。「ものすっっっごいから聞いて!」。そう始まる文章には、11月に弟夫婦から絵本をプレゼントされた経緯が綴られている。でも、1冊だけ見知らぬ絵本が…。題名は「オミオミ」。ギリシャ文字の主人公・オミオミが冒険する話だ。不思議に思ってネット検索したが、情報は一切なし。出版社名「神無月社」を調べても分からかった。1週間後、弟から連絡が来た。「ねえ、気付いた?」
■自作絵本に隠されたメッセージ
女性は、X名ありくいさん(@arikui_peropero)。出産祝いは11月、弟夫婦が自宅に遊びに来た時に手渡された。絵本は6冊あり、1冊ずつ選んだ理由とともに紹介してくれた。「オミオミ」については「赤ちゃんがギリシャ文字を覚えるのに役立つ絵本らしい」との説明だったという。面白い本があるんだ…!と話は盛り上がり、シリーズ化されているのか気になってネットで検索。しかし引っかからず、後で調べようと思い、そのままになっていたという。
絵本をもらって1週間。弟からの連絡で何か仕掛けがあるのではないか、と隅々まで見返すと…。絵本の発行日が、女性の結婚記念日であることを発見。ほかにも、裏表紙の文字列にイニシャルと子どもの誕生日が入っていたり、出版社名の「神無月」が子どもの産まれ月だったり…。弟夫婦が自作したオリジナルの絵本であることに気付いたという。「仕掛けがすごくて笑ってしまいました(笑)大切に読もうと思いました」と女性は振り返る。
「その場で教えてくれたら良かったのに!」。弟に伝えると、「後で気づいたら面白くない?」と遊び心たっぷり。ちなみに、絵本の中には隠されたメッセージあるといい、今は10周目に突入中。弟にヒントをお願いしたが、またしてもじらされているという。「まあ、ゆっくり考えてみて」
(まいどなニュース・山脇 未菜美)