鳩サブレー割れちゃった…→娘のデザインで復活!「娘は生き物が大好き」

鳩サブレーを使った画期的な遊びがSNS上でひそかな注目を集めている。

「お土産でいただいた鳩サブレー、割れちゃってごめんね、と娘に渡す。

見たら、ホワイトボードペンで割れた部分を縫合してた。

その後、水玉やチェック、十字線入り方眼ノート模様を書いては消して、パターンデザインを楽しんでいる。

去年も鳩サブレーで遊んでたなぁ。」

と件の遊びを紹介したのはあるる工作会社さん(@mghnsos)。

包装の、割れてしまった部分の上からペンで"縫合"したり、水玉やチェックなどさまざまな模様を施してゆくこの遊び。見慣れた鳩サブレーだが、食べる前にこうやってひと遊びすれば、より愛おしくいただけそうだ。

このアイデアはいったいどのように生まれたのか。あるる工作会社さん親子にお話をうかがってみた。

ーー鳩サブレー遊びを初めてご覧になった際のご感想をお聞かせください。

あるる工作会社:鳩サブレー遊びは、昨年娘がはじめた遊びです。その時は、鳥の身体はどうなっているのか予想してパッケージに解剖図を描き、その後図鑑を見て答え合わせをしながら、正しい図を描いていました。

後ろから覗いた時は、「また何を始めたんだ?」と見ていましたが、ちょうどアワビとサザエを飼い始め、貝の構造などを調べていた時期だったからかなと思います。描いたはいいいものの、しばらく眺めたあと、「見てたらちょっと食べたくなくなるかも…?」と言っていましたけど。

今回は、「去年は解剖図にしちゃったから今年はおしゃれな鳩にしてあげよう」と言って、パッケージに模様を描いていました。昨年絵を描いた時は油性ペンでしたが、失敗しても消せなかったためか、今年はホワイトボードペンを使っていました。チェックの種類を調べたり絵本などから模様を真似したり、次々描いて楽しそうでした。

ーー鳩サブレー遊びを思い付いた経緯、楽しみをお聞かせください。

お嬢さん:鳩サブレーを見てたら、「何か描けそうな袋だなー、描くなら何描こうかな?」と考えて、鳥の体の構造を描いてみようと思いました。でも鳥の体のことはあまりよく知りません。描きながら頭にハテナばっかり浮かんできたので、2枚目は図鑑を見て正しく描きました。

今年はホワイトボードペンで描いてみたら、何回も消して描けたので、良かったです。

去年、鎌倉に行った時に見た鳩サブレーは鎌倉殿の13人の格好をした鳩のパッケージがあって可愛かったです。着物の模様の鳩サブレーも似合いそうだから、今度鳩サブレーをもらったり買ったりしたら描いてみたいです。

鳩サブレーは、大きいから描きやすいし、食べても美味しくて一石二鳥だから、みんなもやってみてほしいです。

あるる工作会社:娘は生き物が大好きで自然科学に興味がある子で、いつか研究者になりたいと言っています。工作も大好きなので、工作で作ったヘビのフンと尿を作って保管したり、動物園の獣医さんの吹き矢を作ったり、昆虫ホテルを作ったりと、理科と図工が入り混じった工作をよくしています。なので、この鳩サブレー遊びも、「娘らしいなぁ」と感じています。

◇ ◇

以前、小学生ながら聖学院高等学校(東京都北区)海洋ゼミのマイクロプラスチックをアクセサリーにする環境啓蒙活動に参加し、その高い造形力が話題になったあるる工作会社さんのお嬢さん。今後もSNS上でその才能の片りんを見せてくれるよう期待したい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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