ChatGPT…何に使っているの? 生活の一部になる人も「メールに送る言葉を調べた」「新しいアイディア探し」
チャットプラス株式会社(東京都千代田区)は、モニター提供元の『ゼネラルリサーチ』と共同で、全国の20~60代男女1007人を対象に「AIに対するイメージ」に関する調査を実施しました。その結果、8割強の人が「今後、AIは人間の代わりになると思う」と回答しました。その一方で、6割強の人が「AIが人間の代わりになるレベルまで進化しても、友達にはなれないと思う」と回答したそうです。
調査は2023年8月にインターネットで実施されました。
調査によると、全体の22.7%が「ChatGPTを利用したことがある」(何度か利用したことがある16.7%・よく利用している6.0%)と回答。
さらに、「ChatGPTを利用したことがある」と答えた228人に、「ChatGPTを利用する際のテーマ・ジャンル」を複数回答で答えてもらったところ、「コミュニケーション(一般的な会話)」(38.2%)、「生活・雑学」(32.0%)、「IT(インターネット・PC・スマートフォンアプリなど)」(21.1%)などが上位に挙げられました。
また、「ChatGPTの用途や利用目的」について全回答者に複数回答で答えてもらったところ、「調べ物・リサーチ」(52.6%)、「雑談、暇つぶし」(35.5%)、「創作およびそのヒント」(16.7%)といった回答が上位に並びました。
具体的には、「キャッチコピーの参考案」(20代男性)、「仕事での書類作成でどのように作るのか参考で使用」(20代男性)、「お客様へのメールに送る言葉の言いまわし方を調べた」(40代女性)、「新しいアイディアがないか調べた」(40代男性)といった声が寄せられています。
次に、「ChatGPTを利用したことがある」と答えた228人に「ChatGTPの回答精度において、どの程度人間との近さを感じましたか」と聞いたところ、約7割の人が「人間に近いと感じた」(ある程度人間に近いと感じた62.7%・とても人間と近いと感じた7.5%)と回答。
そこで、「今後、AIが人間の代わりになると思いますか」と聞いたところ、8割強の人が「人間の代わりになると思う」(ある程度はそう思う68.9%・とてもそう思う15.4%)と回答し、AI精度が日々進化していることが分かりました。
他方、「ChatGPTについて改善してほしいと思う点」を全回答者に上位3つまで挙げてもらったところ、「回答精度」(36.8%)、「情報の正確性」(33.8%)、「リアルタイムでの情報更新」(21.5%)などが挙げられ、AI機能が年々進んでいるとはいえ、まだまだ改善の余地があることがうかがえました。
8割以上の方がAIは人間の代わりになると回答した一方で改善点も多く挙げられました。では、AIが人間の代わりになるレベルまで進化した場合、AIと友達になれるのでしょうか。この質問に対しては、65.4%の人が「AIとは友達になれないと思う」と回答。
具体的には、「気持ちを分かち合えないと思う」(20代女性)、「何を考えているか分からないから」(20代女性)、「人格がないから」(40代男性)、「親しみは持つけど、友達とは違うと思う」(50代女性)などの意見が寄せられ、人間の代わりになると感じているものの、今の状態より進化したとしても、距離の近い友達になるのは難しいと考える人が多いことがうかがえたそうです。
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【出典】
▽チャットプラス株式会社