千葉・JR直結商業施設、女子トイレに猫の死体見つかり警察が捜査 今年7月と9月、2019年にも遺棄

千葉県内のJR市川駅と直結する商業施設「シャポー市川」(同県市川市)の女子トイレに今年7月と9月の2回にわたり猫の死体が捨てられていたことが分かりました。シャポー市川の担当者によると、見つかったのは2匹の猫の死体で、目立った外傷はなかったとのこと。場所は施設の1階の女子トイレで、いずれも清掃員が発見し、猫の死体は新聞紙やビニールにくるまれてエコバッグに入っていたといいます。

シャポー市川は警察に通報。ペットの死骸を私有地以外に投棄するのは廃棄物処理法違反だとして、地元の警察が調べているそうです。担当者は「2019年にも猫の死体の遺棄がありました。今年は相次いで見つかり、トイレをご利用するお客様にもご迷惑が掛かります。絶対に捨てないでください」と注意喚起をしています。

環境省のホームページなどによると、ペットが死んだ際に飼い主がペット(愛玩動物)の遺骨埋葬を望む場合、民間の動物霊園などを利用し火葬や埋葬、供養などを行うのが一般的とのこと。一方で、飼い主がペットの所有権放棄を行った場合は、死体を一般廃棄物として行政が引き取り焼却処分などを行っているといいます。

また猫の死体が見つかった市川市では、ペットが死んだ場合、市民を対象に有料で動物専用の炉で火葬し、遺骨を慰霊碑に合同埋葬などのサービスを実施しているそうです。

今回の遺棄事件について、地元のボランティアは「一般の飼い主が飼い猫の死体を置いていったのか、あるいは虐待なのかと心配でした」といい、「数年前も私が住んでいる近所のスーパーのトイレに新聞紙にくるんだ猫の死体が発見されたこともありました。飼い猫が死んだ場合は適切な対応をしてほしいですね」と話しています。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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