年間10万円以上も減らせる!?効果があった節約術は「食費を減らす」、通信費の見直しも割合高く

物価高騰が続くなか、節約を意識している人も多いのではないでしょうか。そこで、過去1年間に節約に取り組んだ経験がある全国の10~60代の男女695人(男性344人/女性351人)を対象に「節約」に関する調査を実施したところ、節約で意識した項目は「食費」が最多となりました。また、効果があった節約術については「食費を減らす」が最も多くなったそうです。

ナイル株式会社(東京都品川区)が、同社運営のスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア『Appliv』上にて2023年11月にインターネットで実施した調査です。

まず、「節約する理由」を複数回答で答えてもらったところ、「生活費が増えたため」(23.8%)、「貯金のため」(22.5%)、「収入が減少したため」(19.3%)といった回答が上位に並び、生活費に関する回答が「将来的な資産形成のため」(14.1%)を上回っていることからも、現状の生活維持や近い将来に対する不安に焦点が当てられていることがうかがえます。

さらに、「節約を意識した項目」について複数回答で答えてもらったところ、「食費」(33.8%)が最多となったほか、「水道・光熱費」(15.6%)、「娯楽費」(14.6%)なども上位に挙げられました。

続けて、「効果があった節約術」を複数回答で答えてもらったところ、「食費を減らす」(251人)、「外食を控え自炊する」(233人)、「ポイ活をする」(228人)、「家計簿をつけて収支を把握する」(199人)という結果になりました。

なお、効果があったと回答した節約術の中で、「最も節約できた総額が高かったもの」を調べた結果、1位「食費を減らす」、2位「ネット回線・携帯料金の見直し」、3位「家計簿をつけて収支を把握する」となり、食費や通信費など生活するうえで必ずかかる費用であることから、年間での節約効果が高いことがうかがえました。

では、どのくらいの金額が節約できたのでしょうか。「2023年の1年間で節約できた金額」を教えてもらったところ、「5万円未満」(46.4%)が最も多く、以下、「5万円以上10万円未満」(12.8%)、「10万円以上30万円未満」(9.9%)と続き、年間で10万円以上節約できた人は全体の14.3%でした。

その一方で、4人に1人以上が「把握していない」(26.4%)と答えており、具体的な目標や支出管理などは行わず、節約に取り組んでいることがうかがえました。

次に、「節約に取り組んでから感じた生活の変化」を複数回答で答えてもらったところ、「計画的に買い物をするようになった」(28.7%)、「物事の優先順位が変化した」(19.9%)、「お金に対するストレスが減少した」(19.6%)などが上位に挙げられた一方で「ストレスを感じるようになった」(18.4%)という回答も見られました。

そこで、「節約でストレスを感じるようになった」と答えた125人に、その原因を複数回答で答えてもらったところ、「常に節約を意識しなければならないこと」(84人)が最多に。以下、「目標金額に届かない」(59人)、「娯楽やレジャーが制限される」(48人)と続きました。

調査結果を踏まえて同社は、「ストレスが大きすぎてしまうと、途中で挫折したり、我慢の反動によって無駄な出費が増えやすくなることから、無理なく手軽に取り組めるものを見つけて取り組むことが、日々継続するためのポイントです」とコメントしています。

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